抑えて、抑えて
今日は感情的になりそうな場面が。
でも感情的になってしまったら元も子もないので、自分の中では必死に抑えていました。
事の発端は、本人への支援から。
先週体調を崩して休んだ利用者さんに、その後の状況を聞くことに。体調不良の理由はおおよそ予想がついていましたが、あえてそこは本人から話を聞き、病院の先生がなんて言っていたかを確認することに。で、体調管理の観点からいくつかの提案をすることに。本人の中で納得したものもあったけど、なかなか折れなかった部分も。結局最後は自分が折れる形になったけど、そのやり取りの中で本人が「お姉さんに電話する」との話に。そこまでは考えていなかったので「それはしなくていいよ」と話すものの、本人は電話をやめず、お姉さんが電話に出るまで何度も電話を掛ける状態。収拾がつかないので話を切り上げようとしたとき、お姉さんから電話が。結局自分がその電話に出て、お姉さんから状況を聞くことに。ただ、この電話でお姉さんからの悩みを聞くことができ、そのことについて自分が対応をすることに。
そして対応の結論が出たので、また利用者さんに電話をかけてもらうことに。
もちろん本来は自分からかけるのだけど、さっきの電話で外出していることを把握していたので、本人にかけてもらって話をすることを考えた自分。しかし、これがまずかった。
一向に電話に出ないお姉さんに、文句を言う本人。
もっとも、本人はいつも口ではそういうものの、実際はそこに意味が乗っていない状態。なので文句について特に何も言うことはないけど、電話がつながらないのを見て「もう(電話は)かけないでいいよ」と言うものの、繰り返し電話を掛ける本人。一度は「わかった」というものの、その後も引き続き電話をかけている状態。他の職員も見かねて「もうかけなくて、いいから」と言って、わかったという本人。その後静かになったのでてっきり本人は帰ったものと思っていた自分。が、サロンに出てみると本人はまだそこに。そして、電話をかけ続けている状態。既にこの時点で30分以上が経過。
さすがにこれは見過ごせなく、本人を連れて相談室へ。
この利用者さんに対しては滅多なことがない限り相談室に連れていくことはないのですが、今日の状況はあまりに目に余ったので、話すことにしました。普段は話がかみ合わず、それが周りにとっての和やかムードを作るのですが、今日は完全に無感情。でも正直なところ・・・だんだん、イライラしてしまいました。そんな自分を抑えながら、淡々と話す自分。最終的には電話をすることをやめさせました。
まぁこれは利用者さんだけの責任じゃありません。むしろ、自分の責任。
感情的になりそうになったのも、まだお昼を食べてなく、空腹が余計にイライラを増幅させたのでしょうね。本人としては全く悪気がなく、その行動には色々と意味がありました。自分もつい利用者さんを当てにしてしまい、それが大きな間違えでしたね。お姉さんに電話がつながっていなかったらここまではならなかったと思いますが、つながってしまったがために自分が過度な要求をしてしまったんですね。利用者さんが延々とかけ続けることも問題ですが、そこまで計算できなかった自分も問題。お昼を食べた後、反省しました。
普段から色々と話をしている利用者さんですが、こういう時は難しいです。
自分の思った以上の行動に発展してしまうだけに、改めて対人援助の感じています。
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