信頼しないと
自分の担当の利用者さんから、相談。
内容は家族関係のこと。この利用者さんの家庭は家族支援が必要な状態。認知症の家族を抱えている状態であるけど、一般的に言う「老老介護」の状態。実際は介護というほどではないけど、ご家族は外部からの関わりを拒否している状態。その理由は「世間体」とのこと。とにかく、周りから「障害者がいる」とか「認知症がいる」ということを知られたくないとのこと。しかし認知症の家族の対応には悩んでおり、家庭内の不和が起きている状態。
正直、自分だけではどうにもなりません。
そのため以前から高齢者ニーズを対応する地域包括支援センターに連絡し、支援依頼を出している状態。でも利用者さんの話を聞くと、どうもアクションが鈍い様子。利用者さんが連絡をしてもあまり動きがないみたいだったので、久しぶりに自分から電話をかけて家庭状況を伝えることに。ただ返答は・・・うーん、何ともアクションが鈍そうな感じ。
ところがその午後、今度は包括から連絡が。
家族と接触ができたとのことで、一安心。そのことを利用者さんに伝えることに。これで少しは進展するかな・・・と思ったのですが・・・
自宅に帰った利用者さんから電話が。
内容は「家族が怒っている」とのこと。話を色々と聞くと、どうやら家の前まで「包括支援センター」と書かれた車をそのまま乗りつけて訪問したらしい。
あぁ・・・ダメじゃん。
ただですら世間体を気にする家庭なのに、看板を背負った車で訪問したら、意味ないじゃん。ちょっと気にすればできる配慮、どうしてしなかったかなぁ・・・残念。
でもこうやって信頼関係を崩しちゃうと、話が進まないんだよね。
だからどんなことがあっても相手方を信頼していかなければ、チームアプローチは成立しないから、ここは我慢。でも・・・なんだかなぁ。
コメント
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いつもお疲れさまです。
地域包括に連絡するときに、世間体気にする家族だから云々…って辺りの話を情報共有しておけばすんだことではないでしょうか?
文章からは地域包括が何処まで把握していたかは、わかりませんが。
違ってたらすいません。
投稿: うみ | 2013.07.10 23:19
もちろん、そのことは伝えてあります。ですが、先方が忘れていた可能性もあります。
既に顔合わせをしており、情報に関しても共有していました。
しかし顔合わせが去年の11月に行っており、ずいぶん時間が経ってしまっていたのでそのことを忘れてしまっていた可能性もあります。そのことを頭の中に入れていれば、念押しをできていたかもしれません。そう思うと、ちょっと自分も気配りが足りなかったかなと思います。
もっとも、包括が定期的に訪問活動などを行っていたのかは、わかりませんが・・・
今まで他職種と連携ができていただけに、自分の中でもその安心感(きっとやってもらえる)があったのかもしれません。
投稿: Mitake | 2013.07.10 23:39