頑張りなさい
普段できるだけ「頑張れ」という言葉は使わないようにしています。
でも今日は「頑張れ」という状況だったので、使いました。
今朝出勤すると、本来ならいないはずの利用者さんがいることに。
この利用者さん、ここでも何回か登場をしているけど、昨日から就労支援施設へ実習に。予定ではそのまま入所・・・というはずだったけど、早速初日行っただけで離脱。
まぁこうなるだろうな、ということを半分は予想していました。
うちの作業部門ですら満足に参加できずに、いっちょ前に口だけは達者。ちょっとでも何かあれば「できない」と言い、そのくせお金だけは欲しいという状態。はっきり言って、甘えです。自分でもそのことをわかっているようで、わかっていない感じ。言動と行動が一致していないんですよね。実習に行くという話を聞いたとき、絶対無理だろう・・・と思いましたが、そこは敢えて何も言いませんでした。
やがて本人から自分のところに来て、相談。
出てくる言葉は、「やめたい」や「行きたくない」「疲れる」「足がしびれる」「差別されている」と、不満ばかり。そんなこと、ここで言っても何も解決しません。当然ながら、親にも無断だし施設にも無断で欠席。
頑張れない人に、いいことはありません。
頑張る前に諦めていては、何も進みません。その代わり、頑張れば頑張った分だけ自分に戻ってきますし、頑張ればいいことは必ずあります。今日はそのことを利用者さんに説きました。今の彼の状況は、頑張る前に音を上げており、頑張る前にやめてしまっています。だから彼には「精いっぱい」だけでは足りません。彼の場合は「頑張ら」なければいけません。人生そんな楽なことばかりじゃないし、楽しいことだけじゃない。でもみんな働くのはなぜか。それは生きるため。働かなくても生きていけるなら、働かなくてもいい。でもそうはいかないから、人は働く。彼にとっては難しいことかもしれませんが、今日は厳しい態度で臨みました。
明日以降どうなるのか・・・頑張れ、若者。
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