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2012.09.14

愛のある支援

ずいぶん前に似たようなタイトルの記事を書いたような気がします。
今日の帰りの車の中で今日の仕事を振り返ったとき、ふとこんなことを感じたので久しぶりに書こうかな・・・と思います。

ずいぶん前に書いたこと・・・タイトルにもあるように、「愛のある支援」のこと。
支援の中に、愛は入っているのか、という、若干キザで臭いセリフですね。その話を聞いたのは、自分が最初に勤務した知的障害者授産施設の時の主任の話。ケース会議の中で「俺たちの支援は人を相手にしている。その中にはキザな言い方をすれば『愛』が入っているのか。人間的な心を持った視点も必要だ。」と主任が言った言葉が記憶に残っています。

あれから10年。
障害者相談支援事業所の相談支援員&地域活動支援センターの支援員をする自分。午後に福祉団体が集まって運営をする喫茶コーナーに、利用者さんを連れて見学。利用者さんは高次脳機能障害を持った方。うちの施設では高次脳機能障害の方の支援は保健師が中心になるけど、この利用者さんの場合は「就労」という目的があったため、「高次脳機能障害」としての支援のほかに通常の支援センターとしての作業支援も行うことに。作業支援に関しては自分も関わっており、ちょうど自分が喫茶コーナーを担当することになったこともあって、保健師さんに就労に向けた支援ということであれば喫茶コーナーをやってみてはどうか、と提案。関係者の意見も踏まえ「やってみてもいいのではないか」という結論になり、今日の見学に。

分業と言う訳じゃないけど、高次脳機能障害の方の支援にあまり関わらない自分。
関わると言えば作業場面であり、自分が面接などを担当することは皆無。でも今日は見学をした喫茶コーナーでひょんなことから面接に。この利用者さんは様々な障害を持っており、一見しただけではどこに何の障害があるのかわからない方。しかしそれが理由で就職の時に悔しい思いをしたり、仮に就職ができても障害のことをきちんと理解されなかったためにドロップアウトをしてしまった、あるいは人間関係の面でもうまくいかないことがあったとのこと。それだけに今回の喫茶コーナーに対してもいろんな不安を持っていることを、この面接で吐露することに。普段は明るい方で、高次脳機能障害の方でも非常に元気で(こういう言い方はちょっと語弊があるかな・・・)そんなところは微塵も感じさせないくらいの頑張りを持つ方。でもその頑張りの背景にはいろんな不安を拭うために必死になって「同じようにできなきゃ・・・」という気持ちで100%の力で頑張っていることを知った自分。

いつもこのblogを読んでくださる方なら、きっと自分が言うことがわかるかもしれません。
それに対しての自分の返しは、「頑張る必要はない。精いっぱいやればいいんですよ。」という言葉。

今日は自分の病気のことまでは話さなかったけど、自分が今の仕事に就くまでの経緯と自分の母ことを引き合いに話すことに。障害のことを理解されなかったことから起因する再就職の不安、100点を目指してしまう自分の心など、彼女が今まで経験してきたことはある意味壮絶なこと。社会への不信につながっても不思議ではない中で彼女を支えてきたものは、家族。理解ある旦那さんの存在も大きいと思います。でも自分が体験的に言うことができるのは、決して世の中はそんな社会だけじゃない。理解をしてくれる企業・人は必ずいる。遠回りもしているかもしれないけど、良くも悪くも、今までの経験が無駄になることはない。そんなことを話しました。

こういう話は、机上の話では説得力がないんです。
じゃ何が説得力を与えるのかと言えば、それは実証以外にないと思います。これだけはどんなに勉強をしても、自分が体験をしなければ話すことはできません。響きが良くても空虚な言葉であれば、いくらその言葉を並べても相手には響きません。ならば何が相手の心に響かせるのかと言えば、それが「愛」なのかなと思います。

必ずしも愛はまっすぐ伝わりません。
ここでも書くことのある発達障害の利用者さんの場合は、今の段階で必ずしも伝わってはいません。でも自分がその可能性を信じなければ、彼と向かい合うことはできません。知的にハンディを持つ利用者さんと掴み合いになっても、やっぱり最後は愛情なんですよね。

「愛」なんて言葉、ソーシャルワークとしては非科学的以外の何物でもありません。
エビデンスが求められる中、今日の自分の支援はその対極にあるものです。ハッキリ言ってエビデンスなんかちっとも確立されていません。でも自分たちが仕事の対象としているのは「人」。モノを相手に仕事をしているわけではなく、当然ながらモノづくりの仕事でもありません。説明書があって説明書通りに操作して動くのであれば、自分たちなんか不要です。人の心や気持ちは様々。ある程度は技術で何とかなるかもしれませんが、最終的には人と人ととの交わりであって、それによって結果が左右されるのかな、と思います。

帰りの車の中で思った、愛のある支援。
今日の面接は、少しだけ愛を混ぜることができたのかな・・・と感じています。

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