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思ひ出アルバム

  • 卒業式が終わって・・・
    以前HPで行っていた「todya's photo」の写真や「御岳写真館」で使用していた写真を再び復活させるべく、「思ひ出アルバム」として随時更新していきたいと思います。また最近の写真でも「思ひ出」となるものについては、ここに納められていくことになるでしょう。

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2012年8月

2012.08.31

可能性を信じて

今日の午前中は、みっちり面談。
発達障害の利用者さんと、以前いた施設の職員さんとの面談でした。

彼が通所するようになり、もうすぐ1年になるでしょうか。
元々彼の担当は自分ではなく、別の職員でした。しかしその職員さんが不在だったことから自分が対応をしたことで、自分が担当になっていました。もっとも、書類上の届け出では自分が「相談支援専門員」として名前を出しているので、自分が担当でも別に不思議なことではないんですけどね。

それにしても彼には悩まされています。どの支援が良いのか。
発達障害と言っても、彼の場合は知的なハンデも若干あるので基本的には自閉傾向として捉えるべきなのかもしれません。ただ自分が今まで経験をしてきた「自閉傾向」というのとはちょっと違う感覚があり、また世間一般で言われるような発達障害という説明の仕方では、ちょっと違和感を覚えます。ただし広汎性発達障害ということに関しては変わりないので、自分も途中からは「知的障害」よりも「発達障害」の考えで進める方がいいのかな・・・と思って対応をしてきました。

そういった意味では、今日の面談は1つの区切り。
前にいた施設でも十分に対応をしてもらってきたけど、本人にとっては納得いかないところがあり辞めてしまった状態。まぁその「辞める」の過程の中でも色々とあって、それに両親が関わってさらに複雑になり・・・という感じで、うちの施設・・・というか自分が「糸の解き役」となった形です。

本人としては今日の面談は若干辛かったかもしれません。
ただ「言いたいことはちゃんと面と向かって伝えるべき」という考えもあったので、あえて否定感情のある職員さんにも来ていただきました。その結果・・・完全に否定感情は取れないまでも、面と向かって話したこと、それに対して明確な返答があったことで、彼の気持ちの中には一応の整理がついた様子でした。

正直、自分も何が正しいのかわかりません。
本人の面談が終わった後に施設の方と振り返りをしたのですが、自閉症・発達障害の対応ツールで言われている「構造化」や「TEACCH(ティーチ)」の手法だけでは、彼には通用しないのが実際で、自分たちは何を頼りにすればいいのか未だにわからない状態です。ただ、手探りながら色々な壁にぶつかることでお互いにどのような対処をすればいいのかを学びつつ、あらゆる可能性を信じて行うに他がないのかな、と感じています。もちろん彼の場合も発達障害者支援センターにも行きましたが、結果は何もありませんでした。照会があった時に対応する体制もとっていたのですが、そういったことは全くない状態で、正直発達障害者支援センターとしての機能は働いていないのかな、とも感じています。そうなった場合、やはり最終的には自分たちの支援を信じて行うに他がないのかなと思います。主治医や地域の保健師などと連携を取りながら使える資源を使いつつ、働きかけを続けるに他がないかな・・・と思います。

このケースだけではなく、自分が関わったケースは事例として残したいです。
事例が重なれば同じようなケースがあった場合、事例をエビデンスとして使うこともできますし、これもまた次につながるものなのかな、と感じています。

2012.08.29

切実な願い

今日の午前中は来客対応。
来客と言っても面談や関係機関ではなく、福祉助成団体の対応。

というのも、センターは見た目だけは良くて中身はボロボロ。
エアコンをつけることすらも「お金がない」と市が突っぱねる状態。自己資金もないため、そうなると助成に頼るしかありません。そのため自分が助成をしてもらえる団体を見つけ、応募をすることに。

今回は現地視察ということで、対応することに。
予定では自分のほかに所長と事務長が一緒に対応する予定だったけど、所長は急きょ研修が入り、事務長も急な都合が入ったため、自分一人で対応をすることに。まぁ思えば、共同募金の受配相談も自分1人で行ったし、事務処理も1人で片付けたから、別にもう慣れていると言えばそうだけど・・・

ただ、如何せん都心から東京の外れまで来ていただくので、送迎を出すことに。
もちろん送迎も自分が担当。完全に全部自分担当。まぁ今日は職員もかなり少ない人数で回したから、仕方ないことですが・・・

でもこういうことの説明って、面倒ですね。
特に指定管理を受けての運営というところから市の予算措置についても説明することになり、はっきり言ってしまえば「非常勤」の自分がやることとは思えないもの。(まぁ10月から常勤になるわけですが・・・)結構今までも対外的な処理を行っていた部分もあり、今回の対応だけでなく「そこまで自分がやるのか?」と言うくらい動き回っているかな・・・という気がします。

まぁ今回の助成も切実な状態。
前回の共同募金もないお金をひねり出して車を買ったし、今回も100%助成で作業室にエアコンをつけたい。本来は市でやるはずなのに、何で自分たちがそこまでするのか・・・という気持ちもありますが、作業をする利用者さんにとっては死活問題ですから、ここは助成を受けたいというのが本心です。今日の現地視察で、ご高配を頂きたいものです。

2012.08.24

仕事したくない・・・

この職場に入って初めての長期休暇、夏休みとなりました。
まぁ夏休みの自分については、アメブロに書いてあります。基本、仕事のことは忘れていますね。

で、久しぶりに職場復帰。
作業部門も夏休みのため、センターに来る人は少なめ。それでも、仕事はあります。

最初の仕事は、虐待防止に関する打ち合わせ。
今日の仕事はこのために来たみたいなもので、打ち合わせがなければ今日も休んでいました。でも担当者として休むわけにはいかないので、ムチ打って出勤しました。今回はちゃんとICレコーダーをつけたので、議事録もちゃんと書くことに。でもこの作業、地味に大変なんですよね。

午後からは、午前中の打ち合わせで出た内容についての事務作業。
もちろん、これにあわせて電話応対はするし、相談も対応。電話応対の中では面談の予約もあって、既に今日の作業の段階で来週の予定も決まってしまった状態。

あぁ、バカンスが終わると一気に現実世界です。
来週の予定は既にパンパンの状態。仕事には余裕を持たせたい自分にとっては、本当にタイトなスケジュールに。面談もやりながら渉外対応をして、そして別の日は民生委員全体会に出席などなど・・・あー、こんなに迫られると、仕事したくない。もっと休みたーい!

うん、10月からはもっとタイトになるんですよね。
こんなこと言えるのは、ホント今のうちだけです。ですから「戯言」として流してやってください、ハイ。

2012.08.15

実のない時間も必要

午後に面接を予定していた利用者さんが、朝早く来所。
急きょ面接を行うことに。

面接時間、1時間半。でも実際の中身に関わるのは、20分程度。
残りの時間は・・・うーん、中身のない話ですね。説明するまでもない話。

いや、今日は「実のない時間」というのが必要だった内容。
というのは、今回の利用者さんは特別支援学校を出てすぐの利用者さん。先生と一緒に来て支援依頼を受け、自分が担当することになったケース。そう、先日書いた「局長に投げちゃおう」と思ったケースです。

まぁ今日こうやって面接を設定したのは実際的な支援をするため。
でもふたを開けてみると、実際的な支援よりも関係づくりの方が非常に重要と感じ、途中から方向転換をして「実のない時間」にしたわけであります。

色々と話を聞く中で、彼自身もいろんな思いがあることを実感。
単純に先生の依頼通り・・・というのもどうなのかな、と自分の中で感じることに。支援をする前にまずしっかりとした関係づくりが必要と判断。関係性というのは支援をしながら構築できるケースが多いけど、中には最初から一定の信頼関係を持たないと支援につなげられないケースもあり、今日のケースはまさにそんな感じです。

実際のところ、彼だけでなく他の利用者さんでも同じようなケースがあります。
自分や局長が家庭訪問するのはいいけど、他の職員や知らない人は絶対にイヤだ、というケースもあります。そのケースもやはり最初は関係づくり。ある程度の関係ができたから「来てもいいよ」と言ってもらえるようになったし、じっくりと話を聞く姿勢を持たないと心を開いてくれないパターンは結構あります。

そういう時に「中身のない話」も重要になるんです。
直接支援には関係ないけど、でもその話を契機に話題を広げ、支援に結び付けていくことも必要なんですよね。来週以降、彼とうまく関係を作っていけるかが、自分の手腕が問われるところでしょうね。

あ、来週は俺夏休みだ・・・
面談の中でも話したけど・・・覚えているかな。心配だから明日か明後日に電話で確認してみよう・・・(^_^;)

2012.08.09

今更言うなよ

午後に市内の精神保健関係者が集まっての情報交換会に出席。
いつもは別の職員が出席しているけど、今日は自分が出席することに。以前に一度だけ出席したことがあり、その時は自分が関わったケースを事例検討として出すことになったために自分も出席しただけのこと。でも今回はそういうこと関係なく自分が出ることに。虐待関係で出ることになったのかな・・・と思ったけど、そう言う訳でもなさそう。ということは・・・やっぱりPSWを取ったことで自分もその役割が振られたみたい。

まぁ会議の中身はそんなに難しいことではなく、比較的楽に進むことに。
各機関からの近況報告では「社会資源マップの説明をしてほしい」とのことで、少し冊子を持って行って配布し、中身を紹介することに。さすがに自分が取りまとめて作ったものなので、当然ながら中身を知っているのは自分であり、説明もPRもそつなくこなすことに。

前回は事例提供者ということで緊張しまくりだったけど、今日はすんなり終了・・・と、終わって早々、課長が自分のところに来て、社会資源マップについて一言。

「グループホームの住所出すの、マズイよ。」

いやいや、了解を得て出しているのに、そこで横槍?
もちろんそのことも話したけど、「東京都の冊子には消してあるから・・・」とのこと。とりあえず「ハイ、確認します」と返答。

職場に戻り、そのことを局長に報告。
局長からは「今更そんなこと言いだしているのか・・・」とあきれ顔。仕方ないので、関係する機関には明日連絡をし、住所は消す方向に。

いやさぁ、もうこのマップが出て3か月以上も経ってるよ。
当然ながらいの一番で障害福祉課に持って行ったのは言うまでもないこと。それを今更言うなんて・・・指摘するなら、もっと早く指摘しろよって感じ。ホント、何を今更・・・って感じです。

2012.08.02

投げるつもりが・・・

昨日の相談について、フォローしようかな・・・と思っていましたが、忘れてしまいました。
まぁ大丈夫かな・・・明日時間があったら、ちょっと電話してみようかな。

そんな自分は、今日も相談対応。
今日は新規の相談で、金銭管理のサポートをしてほしいというもの。話を聞いて、サポートすること自体はそんなに難しいことじゃないので問題はないのですが、きっとこの先色々な課題や必要性が出てくる可能性も十分に考えられ、長期的に見るとちょっと大変かも・・・というのが自分の所感。

もっとも、正直なところ局長に投げようと思っていました。
相談経路が特別支援学校からだったので、そういったケースに関しては基本的に局長が窓口になることがほとんど。しかし昨日・今日と局長は不在。だから相談も局長が時間の取れる日を設定してみたものの、「できれば今日これから伺いたい」との連絡を受けたため、自分が対応をすることに。

この流れでは、完全に担当は自分。
イヤ、担当をしたくないというのではなく、少し整理が必要なケースに関しては局長で取りまとめてもらってから流すべきかな・・・と思っていたのですが、その過程がなくダイレクトに自分が受け持つことに。本来は明日は休む予定だったけど、どうしても抜けられない会議に出て欲しいとのことで、明日の休みは取り消し。ホントは川遊びに行く予定だったのですが・・・ハイ。

まぁ局長に投げたとしても、最終的には自分に振られるかな。
金銭管理に関してはことごとく自分に振られており、その流れを汲めば自分に回ってくることはある意味必然。かつ、自分は知的担当であるため、なおのこと自分が対処することに。ただいずれにしても、明日具体的なことを報告したいと思います。

2012.08.01

愛の説教

8月になり、暑さは厳しさを増すばかり。
毎日色々と利用者さんの対応をしたり、あるいは関係機関に電話するなど、息つく暇がありません。

そんな中、午後に相談がしたいと電話があり、対応することに。
仕事を辞めてしまって、次の仕事に就こうと思うけどどう思うか、という内容。

ただ・・・今日の自分はすんなりいきません。
「自分で頑張る」と言いながら4か月で仕事を辞めてしまい、今まで1年以上仕事が続いたことのない利用者。当然ながら就職しては離職しての繰り返し。就労支援センターとも連絡を取り合っており、「一度ちゃんとトレーニングをするべきだね」という共通認識で一致。そして今回離職した就業先は、就労支援センターを無視して独走した結果のこと。そのことは自分も承知。

だから今日は、すんなりいきません。
自分の口から出る言葉は、厳しい言葉ばかり。「次のところで、絶対に1年間何があっても辞めずにできるか」という質問に対し、簡単に「できる」との返事。「なら何故今のところでそれをやらないんだ?」と問い詰める。「今できないくせに、次ができる訳がない」とキッパリ。またお給料があまりもらえないということに関しても「それがあなたの価値。要はあなたにそれ以上のお金を払うだけの価値がないという評価。それは仕事ができない結果の評価でもある。」と、ここでも斬り捨て。

まぁ実際の話はもっとたくさんしました。
その結果、泣かせちゃいました。ハイ、少しこれくらいの話をすることも必要です。ただ、彼の気持ちを色々と推測するに、「周りと一緒になりたい」という気持ちがあったのかな・・・とも説教をしながら感じることに。きっと彼の周りは一般就労をしている人が多く、それなりに収入を得ている人が多い。そんな周囲に自分も遅れをとらないようするために、必死になって合わせる状態。周りがお金を自由に使っている姿を見て「自分も同じように・・・」という思いがあったのかもしれない。

そのことも踏まえつつ、「周りはまわり、自分は自分」ということを説くことに。
いろんな思いを持っていることはわかるけど、焦る必要はない。焦らなくても十分にできる力はもっている利用者さん。焦るから悪い方向ばかりに進んでいるのが今の現状。だからここは一度今までのことをちゃんと振り返りをして、どうしてダメになってしまったのか、ダメにならないためにはどうすればいいのかをしっかりと考えてもらうことに。あわせて、着実にトレーニング(就労支援)をすれば一般就労の可能性もあるのだから、ちゃんと今までのことを振り返りなさい、ということを話すことに。

きっと彼が流した涙には、いろんな思いがあったのでしょう。
でも誰かがどこかでズバリ言わないと、それもまた彼にとっては不幸なこと。だからちょっとだけ、鬼になりました。今日の話がどれだけ彼の心の中に響いたか、響き伝わっていることを願いたいものです。

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