周りの理解と、本人の対処
今日の午後に、急きょ面接をすることに。
これまた発達障害の本人からの面接。最初は別の職員を指名したけど、自分も関わりがあったことからその職員さんから「話を聞いてほしい」との依頼を受け、自分が担当。
まぁ一言で言ってしまえば、今の環境が耐えられないということ。
うーん、こんな相談、つい最近も受けているような・・・あ、そうそう、最近話題で挙げている発達障害の利用者さんのケースと非常によく似ています。経緯も似ている状態。
ただ決定的に違うのは、周りの理解と本人の行動。
最近話題になっている利用者さんの場合は、今までは何とか周りの理解があって、本人も折り合いをつけながらやってきたけど我慢できなかったというもの。それに対して今回は周りの理解がいまひとつで、本人の対処能力も育っていないために我慢できないというもの。これは今後に大きく変わります。
まぁ今日相談してきた本人も、別の施設に通所している人。
話を一通り聞いたのち、もう1回面接の予定を組んで終結させることに。あわせて本人が通所している施設にも連絡を入れ、対処の程をお願いすることに。うちでやるのも1つだけど、今いる施設のメンツを立てるためにも、とりあえずは自分は深くかかわらないようにすることに。
でも実際のところは、課題がいっぱいだと思います。
まず周りの理解。これは正直、難しいところだと思います。「メンツを立てる」と言いつつも、正直施設としての力はそんなに強くないかな・・・と感じています。箱モノだけは立派にできていますが、中身は果たしてどうなのか・・・と言ったところ。時代にずれた職員もいるみたいで、発達障害の理解という点では弱い気がします。
あと、本人の対処能力。
今の本人の対処力は極めて低い状態。自分に合わないと粗暴行動に出ることがある状態。これでは理解もへったくれもありません。もちろん発達障害は周囲の理解も大事なのですが、あわせて本人自身も現実の社会に対しての対処能力を求められるのであり、全部が全部周囲が合わせられる物ではありません。だから対処能力が必要であって、いかにその能力をつけられるかは、やはり施設でのトレーニングだと思います。この前の親御さんみたいに「周りが合わせて欲しい」と言っているだけでは、話は進みませんから。
様は歩み寄り、もっと言えば折り合いをつけることが、大事なんですけどね。
それがこの施設と本人ができるか・・・課題ですね。
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