昨日は前の職場の人と待ち合わせをして、一杯。
といっても自分は仕事終わりが遅いため、当然ながら遅れて到着。まぁ仕事が休みなのは自分だけなのでそんなにたくさん飲みませんでしたが、色々と今の現状を聞いて、看過できない気持ちになりました。
看過できない・・・何度か書いていますが、前の職場の運営法人が変わり、かなり現場は大変らしいです。
もともと前の法人が運営撤退を匂わせていたのは自分がまだ在職していたときのころからの話。自分が退職した数日後に正式に運営撤退が決まり、今月からは新しい法人が運営することに。ただ、その関係がだいぶ社会には知らされずにひそやかに行われてることが。
まず前の法人に関して。
保護者や職員に対する撤退の説明に関しては「累積赤字」を理由に撤退をするとのこと。しかしその「赤字」の根拠がなく、人件費が前年度から1000万円増の赤字になったとのこと。というか、辞めた職員や人件費の抑制策を行ってきたのに関わらず「赤字が増えた」というのは一体どういうことなのか、その件に関して明確な根拠が示されなかったとの声も。なおかつ、撤退の件について東京都に事情説明を行った際、赤字といっていたものが実は黒字であったことが明らかになり、公の説明とはまったく違う形で、社会福祉法人格なのに「儲けて、逃げる」と言われざることを、わずか2年での撤退をしたことに。もちろんこのことは・・・市は知っているとのことで・・・いや、もう「市」なんて面倒くさいことを言うのはやめましょう・・・多摩市はそのことも知りながら、今更説明や経緯を変えることはできないため、結局そのことを黙認したまま撤退をしたとのことです。ただ残念ながら、自分のところにはそれを裏付ける証拠を持っていないため、なんとも行動のできない状態であります。ですから自分の気持ちとしてはその先の「法人名」や「施設名」を明らかにしたいのですが、証拠もなく法人を名指しするのは自分に対してもリスクがあるので、その辺までは言いません。ただ、多摩市にある施設でそのような問題があるということに関しては今の時点でははっきりさせておこうかな、と思います。
次に、今の法人に関して。
撤退が決まり、次の法人に移行する際に、多摩市は多摩市内にある社会福祉法人に「再移譲」という形をとりました。しかし多摩市のホームページにはそのことについて触れられた形跡はなく、広報にも書かれていない様子です。さらに、「再移譲」といっていますがその移譲に関してはまったく公募することなく、移譲というより指名委譲の色が大変強いです。もっとも、今回の責任は前法人だけでなく多摩市にもあります。多摩市(多摩市社会福祉協議会)は施設の移譲に関して公募によるプロポーザルで前法人を移譲者として決定したものの、たった2年で運営を撤退するということを認めてしまい、結果的にプロポーザルが適切に行われていなかったということができます。その責任もあってか、多摩市は市内に法人・施設のある現法人に対して再移譲し、今月から新たに運営が始まりました。しかしそのことについても多摩市は公表をしていません。移譲を決定したときは大々的に公表しながら、今回の事態については一切触れていません。またこれは確証をもっていませんが、現法人に対しては多摩市職員の「天下り先」になっているとの話もあります。
そして、現在の施設の状態について。
一言で言えば「無秩序」状態です。「何をやってもいい」「利用者のやることには制止させない」とのこと。だからいわゆる不適切な行動があっても「見て見ぬ振り」で、それが他害行為でも容認するとの考え。他害とまで行かない行為に関しても、容認するとのこと。また、法規上では生活介護の職員の配置については職員1人に対して利用者3人であるもが、現状では職員1人に対し利用者5人で行っているという話がある。さらに常勤換算においてもその基準が満たされていない。また現法人は法人のホームページにおいて新事業の事業計画を公表しているが、実態は公表されている事業計画とは程遠いもの、ということが現場の職員からあがっている。そのため現場の職員は非常に疲弊している状態である。
こんな状態である施設を、自分は見過ごすことはできない。
確かに自分は部外者で、そんなことを言う筋合いはないかもしれない。もっとも、自分は多摩市民でないため市外の人間が言うのもおこがましいことは十分に承知している。でも自分の中の社会正義に照らし合わせれば、今の現状は非常に忌々しきことである。昨日の話を聞いて、誰の利益が一番損なわれているのかと考えれば、やっぱりそれは「利用者」であり、利用者さんの利益に反することを認めてはいけないと思う。まだ新しい法人との利用契約すら結ばれていない状態でこの状態を放置することは、看過できない。なので自分はもう少し文章をまとめてから、必要なところにメールなどを出そうと思っています。
本当に、今の現状を聞いていると、利用者さんがいたたまれない。利用者さんの「えがお」を取り戻すために・・・
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