研修最終日
6日間の初任者研修、ようやく最終日です。
最終日も演習で、昨日は精神分野のケアマネジメントだったのに対し、今日は身体・知的分野のケアマネジメント。身体の方はあまり時間がなく駆け足で終わってしまった感があるけど、知的の方は実際に当事者を交えての議論。今日の演習のメンバーでは唯一知的分野での経験があった自分でしたが、実際に当事者の声を聞きながら「自分はちゃんと耳を傾けられていたかな・・・」と自戒をしていました。
昨日も書いたけど、入った時は本当に「見よう見まね」で仕事をしていた自分。
その中で「こんなスタイルでいいのかなぁ・・・」と自分なりに考えて、試行錯誤をしながら接してきました。そしてようやく「これでいいのかなぁ・・・」と感じ始めたのは、ごく最近のこと。生活介護の現場で「無理しなくていいじゃん」と思い、あまり力を入れ過ぎない支援ができ始めたのかな・・・と感じています。
ですから、今当時の自分を振り返ると、何とも横暴なことをやっていたのかな・・・と感じます。
個別支援計画も本人の考えを聞きながら作ったけど、でも結局は保護者の方が納得してもらえる内容、主任・施設長にOKを出してもらえるような内容に向けていたのかなぁ・・・と感じます。今回の研修の大きなテーマであった「当事者主体」という意味では、うちの施設ではずいぶんかけ離れたことをやっていたのかな・・・と感じます。
と同時に、今もちゃんと「当事者主体」ができているのかな・・・と疑問もあります。
今回の研修で「エンパワメント」とか「社会資源」とか、福祉従事者の間では当たり前のように使っていた言葉も、当事者からすれば「エンパワメントって何?」「社会資源って?」と言ったところで、その段階で当事者を置き去りにしてしまっている状態。今日配られた資料も事例に関しては当事者にもわかるようにしてあるものの、他の資料に関しては当事者は「読んでもわからない」とのこと。いくらルビを振ったところで、内容が理解できなければ何の意味もありません。当事者の声を聞いて、改めて「誰のための支援をするのか」ということを痛切に感じさせられました。この気付き、忘れずに仕事に臨みたいと思います。
(おまけ)
今日は封筒いっぱいに資料が配布。
そんな資料の中に、既に事前に配られた「事例集」も配布されることに。ところが、その事例集を見てみると・・・
確認しようと思うったら、上下ともにホチキス止めが・・・(赤い丸のところ)
これって・・・「見るな!」ってことなのかなぁ・・・まぁ事前に配られていた内容と同じものなので、別になくても大丈夫ですが・・・(^^ゞ
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