珍しく眠くならなかった?
研修・・・明けて、また研修。
今日は精神保健センターでの講義。内容は、薬物治療の変化について。
今までの研修は何となく「精神障害」のことを理解していくような内容でしたが、今回は同じ理解であっても疾病ではなく治療にターゲットを向けた内容。
いつもとちょっと違った内容だったためか、珍しく居眠りも少ない状態。
もっとも、予定では自分ともう1人行く予定だったけど自分だけが行くことになったので、その緊張感が会って眠らなかったのかなぁ・・・(^^ゞ
でも正直なところ、ちょっと面白かったです。
あくまで「統合失調症をメインに」という話だったけど、薬の話という意味では結構自分にも身近なテーマ。自分が飲んでいる薬に関しても触れられたし、飲んでいた薬を思い出しながら「あぁ、そうだったなぁ・・・」と自分で薬理を検証することも。そして何より、今回の研修では自分の業務ということだけでなく、その内容を利用者さんに還元することができるかな、と思えるような内容。
利用者さんの中には薬を飲まなかったり、あるいは好きな薬だけを選んで飲んだり・・・と様々。
あんまり「どうして飲まないの?」っていうことは気にとめたこともなく、自分も薬を飲んでいる立場から「まずは服薬ありき」という立場だったから「飲まない」ということに関して疑うこともしていませんでした。でも今日の話を聞いてどうして飲みたくないのか、というのが少しわかった気がします。もちろん治療のためには「服薬」が大前提であることは言うまでもありません。ただ単に「飲んで」というより、「~だから、飲んでみない?」という、少し利用者さんに受け入れやすい形で服薬を勧めることができるかな、ちゃんとそのことを利用者さんに伝える手段の1つがあるかな、と今日の話を聞いて感じました。
「副作用がある→その副作用を止める薬を飲む→薬の数(種類)が多くなる→飲むのが辛い(薬効を感じない)→拒否→再発」
この悪循環を理解しなければ、簡単に「飲んで」なんて言えませんね。本来の治療のための薬を飲むけど、その薬を飲むと副作用がある。だからその副作用を止める薬も飲む。すると飲まなければいけない薬の数が多くなる。やがて飲むもの嫌になり、何の薬が効いているのか分からない状態になる。そして薬を飲まなくなり、再発する・・・でもどこかでこの循環を切らなくちゃいけないし、時には飲むことで「軽快」を信じてもらうことも必要。服薬支援の難しさを感じます。ただ、このことはとても大事なことだから、ちょっとレポートをまとめて利用者さんにも読んでもらえる形にできればな・・・と感じています。
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