研修3日目
1週間明けて、再び初任者研修、3日目。
今日は午前が講義、午後がパネルディスカッション。まぁ午前中は途中からトークセッションみたいな感じ。そして午後には、最初の施設で支援を担当した利用者さんがパネリストとして参加。本人活動の一環で何度か支援をしたことがあるけど、実際に一人で登壇する姿を見るのは初めて。「こんなことをやっていたんだぁ」と思いながら、今日は「受講生」として話を聞くことに。
でも正直なところ、眠くて眠くて覚えていません。いや、聞いていなかったというのとは違いますが・・・
ただ、今日までの3日間の講義を聞いて、いくつかの「キーワード」があったかな、と思います。
・ケアマネジメント
・エンパワメント
・当事者主体
・自立生活(自立生活プログラム)
まだ他にもあるのですが、自分の中で主要なキーポイントになるのは、この4つなのかな、と感じています。
「ケアマネジメント」は既に介護保険の分野で使われている手法で、基本的なことは介護保険と同じです。ただ違ってくるのは、そのあとの3つの言葉との関連。エンパワメントは社会福祉士の援助技術論でレポートを書いたので非常によく覚えています。一言で表すのが難しいのですが、自分なりの解釈では「後押しをする」と考えていました。ただ実際に今日までの講義を聞くと、エンパワメントは「可能性の追求・掘り起こし」という考えの方が適切みたいです。障害者の支援で「エンパワメントの視点」ということで「体験的エンパワメント」と「心理的(精神的)エンパワメント」ということについて触れられ、前者の体験的エンパワメントについては次のキーワードにしている当事者主体ということにも関係してきます。
障害者分野におけるエンパワメント、どんなことかを一言で括るなら「障害者本人の意思を尊重し、自己決定をするための機会を見出し、選択の可能性を引き出す」ということなのでしょうか。今これを書いているのは講義資料を手元に置かずに自分の記憶だけで引き出しているのでうまくまとめられませんが、「障害を持っている」ということで本人の選択する機会を「剥奪」している状況から、本人自身で物事を選択することに対しての可能性をもった支援をしていくことの方法として「エンパワメント」の視点を重視するということと理解しています。もっと具体的にいえば「この人は○○が好きだから、○○を選べばいい」という考え方は、別の方向から見れば「○○しか経験していないから、○○しか選択できない」とも言えます。「もし○○だけでなく△△を提示したら、どちらを選ぶ?」という、選択の幅を広げることが、その1つの考え方ということです。
それに合わせて、「体験的エンパワメント」をするための1つとして、自立生活が挙げられます。
実際に地域で生活をするために一人で生活することのシュミレーションを通じて、何ができて何ができないのか、できないことがあれば、どうすればいいのか、と言ったことを当事者の視点で考え、地域の中で生活をするための「術」を得ること、それが自立生活で、その過程ということで自立生活プログラムと書きました。
全然まとまっていない内容ですが、自分の中で特に印象に残っているものを抽出してみました。
本来であればちゃんとまとめて、HPで研修の内容を報告するのがベストなのかもしれませんが、まだHPの再開には時間がかかりそうなので、こういう形でまとめてみました。きっと来年になってもう一度これを見たら、きっと修正することもあるかもしれませんが・・・それはまだ「勉強の過程」ということでご容赦していただければ、と思います。
« みんな悩みは同じ | トップページ | 研修4日目 »
この記事へのコメントは終了しました。
« みんな悩みは同じ | トップページ | 研修4日目 »
コメント