無力な相談員
自分は知らなかったけど、今日は1件ご家族を呼ぶことに。今後のことについて。
一言で言ってしまえば、今日の話は「もう、ここ(特養)で見るのは難しい」という内容。
今までの経緯を聞くことと、今後の施設の方針を伝えるのが今回の目的。いつものように具体的なことを話すことはできないけど、かいつまんで言えば、うちの施設で摂食ができなくなってしまった利用者様が胃瘻を造設しようとしたけど、胃瘻を作ることができなく腸瘻か中心静脈栄養のどちらかを選択することに。
ただ、このことが施設に残れるかの分かれ道に。
胃瘻であれば既に施設内で胃瘻をしている方もいるので対応は何とかできるが、腸瘻になると栄養を直接腸内に送り込むことになるので胃瘻に比べ難しくなり、またうちの施設では過去に前例がない状態。看護師さんは腸瘻の経験があるみたいだけど、胃瘻に比べてケアがかなり難しいとのこと。そして中心静脈栄養になると、これは完全に「医療行為」になるため、うちの施設では対応できないことに。
このことをご家族に伝えることに。
自分はあまり発言をしなかったけど、ご理解を得るために介護保険法の施設サービスについて説明をするのが精いっぱい。施設の方針として「現状で受け入れるのはかなり厳しい」ということをご家族の方に説明すると、ご家族の方の表情も厳しく、途方に暮れている感じも。
正直、とても辛いです。
ご家族の方のお気持ちは察するに余りありますが、現実としては施設として受け入れは困難。そのことは伝えなきゃだめだし、変な期待を持たせることは絶対にしてはいけないこと。ご家族の方の「どうすればいいのか・・・」という言葉には、本当に返す言葉はありませんでした。自分以外に介護長・フロア主任が同席して話をしたけど、3人とも言葉に詰まっている状態。
こればかりは自分の力で何とかなるものではないのですが・・・相談員として無力さを感じます。
本来であれば利用者様の最大限の利益を考えて動くのだと思いますが、時として施設を代表して対応することにもなります。間接的には「出て行って」と言っているみたいなもの、でもその先のことに関して手出しはできない・・・難しいです。いや、手出しをしようと思えばできることなのですが、こっちと病院の「守備範囲」ということを考えると、そこまで手を出すのは自分たちの守備範囲を超えることになるので、安易な行動も取れない。
個人的には何とかしてあげたいという思いはあるものの、施設の「相談員」としては限界。
そんな限界を目の当たりにして、自分の無力さを痛切に感じます。
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