真偽の見極め
ようやく本来のシフト通りに仕事をした月曜日。
「本来のシフト」と言っても、やっぱり変則シフト。始めて支援をする利用者さんではないので特に何か・・・というわけではないのだが、やはり女性利用者への支援は難しいところ。何かするにしても男性では立ち入れない部分もあり、その部分は自分の及ばない部分。なので女性の職員に「済みません、○○さん、お願いします」と言って対処をしてもらうことに。もちろん逆のこともあるけど、どちらかというとお願いしている部分のほうが多いかな?
ロッカーでの対応も、その1つ。
まぁ男性ロッカー室に女性職員が普通に入ることもおかしいけど、当然ながら女性ロッカー室に男は入れない。だから女性ロッカーに関することならやはり女性にお任せするのが当然。そして帰る前にも、女性の利用者さんをロッカーに連れていくことに。
ところが、ロッカー室の扉に来た時に、ちょっと様子に変化が。
足が硬直し、腕も若干硬直気味。若干の震えも感じる状態。とりあえずは普通に流してロッカーに促したけど、その数分後に女性職員に行ってもらいロッカー内を確認してもらったところ、てんかん発作で倒れている状態。しばらく安静にした後、男性職員が入り利用者さんをトランス。医務室で休んでいただくことに。
この職場に来て、このような「発作」の見極めが難しく感じます。
この利用者さん、どうも自分が担当のときに発作になることが多く、今朝も散歩に行く前に声掛けをするものの、体が硬直している状態。そのまんま行くことは難しかったので、ひとまずその場は別の職員の方に対応してもらうことに。結局散歩には行かず、そのまま待っていただくことに。
その後はいつもと変わらず作業に取り組まれ、午後も普段通りに作業されることに。
そして移動でロッカーの前に行った途端、発作の前兆が。朝にも同じパターンがあったため声掛けをして促すものの、今回のパターンは発作に移行してしまった。
正直自分の中では、この「移行」というのが曲者に感じます。
この利用者さんの場合は過度な依存を避けるために自立して行動をしてもらっており、移動に関しても基本的に見守りのみで、過干渉にならないようにしている状態。ところが、どうやって自立をしていただいても、時には発作の前兆が見えることがある。自分はいつも「大丈夫かな?」と思ってしまうのだけど、周りは発作に移行させないために「○○さん、ちゃんと歩いてごらん」と声掛けをして促す状態。でも実際のところはその声掛けで安全に移動できているか・・・言われれば疑問が残る状態。いつも自分はその状態に悩んでおり、自分は「発作になるな」と思っても周りがそのような状況にさせることを阻止しているため、対応が難しい状態。
今でこそ「てんかんではない」と言われているものの、一時期はてんかんの疑いのあった自分。
だからてんかんのことは今まで以上に自分で調べてきたけど、基本的にてんかん発作は「脳の電気的信号の乱れ」と考えており、その乱れを薬で抑えるのが治療であると認識しています。が、その一方でこの脳の「電気的信号の乱れ」は自分の意識下で調節できるものではなく、本当に信号の乱れが起きているのであれば自分を取り繕っているのは難しいと思います。ましてやここは「重度」と呼ばれる施設。そんなところで利用者さんが意識的に「偽発作」をする理由も見つかりません。なので声掛けで発作を振り切っていこう、という考えではどうも自分は納得できないんですよね。じゃ納得できないから発作の予兆が見られたらすぐに対応をお願いするのか・・・というと、たぶん周りは「~だから」と言ってあまり真剣に取り合ってもらえないんじゃないのかな・・・と感じています。
ただ、いずれにしてもあまりに自分が担当のときに発作になることが多すぎる状態。
今日保護者の方が見えられましたが、色々と要因はあるみたい。今週は職員研修もあるので、ちょっとこのことも触れる機会があれば意見してみようかな、と思います。
« 自分は既に「・・・」だが | トップページ | ようやく半年?まだ半年? »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント