見られていても、手だてなし
ここ最近になって色々と考えるようになりましたが、今日はちょっと一息。
今日も昨日と同じ利用者さんにつくのかなぁ・・・と思っていましたが、人数の関係で今までついたことのある利用者さんを担当することに。もう何度もついているから、多少のことはわかるようになってきており、作業の流れもある程度把握。ペースも理解しており、この利用者さんに対してはそつなく終えた、と言った感じ。
一方、これまであまりついていない利用者さんにつくことも。
特に今日ついた利用者さんは、自分が初日にいきなり利用者さんのパニックの引き金を引いてしまった利用者さん。事前にケース記録などを見て挑んでいるものの、どの程度まで声をかけていいのか手探りの状態。あんまり声かけをしすぎても嫌悪感になるし、かといって何もしないと何も動かない状態。ホント、ヒットアンドアウェイの状態。時折他の職員の人に話を聞きながら、対応することに。
そして午後の作業。
周りの職員の人からどんな作業に関心を持ってもらえるかを聞いた上で、午後の作業を設定。
そして作業に対しての声かけをするが・・・利用者さんは動かない状態。お昼休みはよかったとの話だったけど、午後の作業は全然ダメな状態。もちろんここでもあまりしつこく行っても逆効果になるので、間をあけながらアプローチすることに。ただ、アプローチをしていくにつれ、なんとなく利用者さんの「変化」を確認することに。
それは、職員を見ている動き。
自分が離れた時は表情もよく、普通に休んでいるけど、自分がアプローチに行くと急に寝込みのしぐさをしてみたり、あるいは耳をふさいでみたり・・・など。ちょっと体を動かそうとするものであれば、頑固に動こうとしない状態。そんな様子を見ていた他の職員さんと「完全に(職員を)見ているね」との話に。要は、自分がまだ新しい職員だから様子をうかがっており、アプローチに対してもあえて応じていない状態。たぶん別の職員の人がアプローチに行けば応じるのかもしれないけど、自分の場合には応じない状態。これが「職員を見る」状態。
まぁたしかにここ最近来た職員なのだから、相手も自分をうかがっているのは当然のこと。
関係を築きやすい利用者さんもいれば、そうでない利用者さんも。むしろ今の施設は後者の利用者さんの方が多く、自分でもそう簡単にすぐに関係が築けるわけがないというのは十分に承知していること。だけど、それが分かっていても、今の自分は辛抱強く待つのみ。何とか作業の終りの方になって少し作業をしてもらえたけど、これもまだ不完全な状態。ただ、それでも自分では良いと思っている。たぶん昔の自分だったらもっと作業を強いていたかもしれないけど、これもやっぱり経験からか、できる部分ですれば構わない・ちょっとでもやれば構わないという考え方だから今は良しとしている状態。でも将来的には、もうちょっと進んだ段階に展開できるといいかなぁ・・・というのが本音。
いずれにしても、利用者さんは職員のことをよく見ています。
じっと待つこともあれば、毅然と動くこともあります。その辺が利用者さんとの「関係構築」なのでしょうね。
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