不況の時こそ、福祉業界?
連続して仕事ネタを書くのも疲れてしまうので、今日は別のことにしましょう。
と言いながら、結局内容は「福祉ネタ」なのですが・・・(^^ゞ
Yahooニュース「業者のヘルパー資格受講料、新年度から全額補助…東京都」
派遣労働者らの解雇が広がっている事態を受け、東京都は7日、職を失った都民を対象に、ホームヘルパー2級取得の受講料を全額補助することを決めた。
この制度で資格を取得した人を正規採用した企業や介護施設にも、採用1人につき60万円の助成金を支給し、雇用増を目指す。2009年度から実施する。
ホームヘルパー2級の取得には、講座や介護現場の実習などが義務付けられており、受講料は1人あたり約10万円かかる。企業などへの助成金は、6か月の雇用が確認された後に支払われる。都は約1000人の養成を目指しているが、人手不足が深刻な介護分野の人材を確保する狙いもある。 (読売新聞)
自分が専門学校生だった時に「今は福祉が人気ある」と言うことを聞き、自分ではちっとも実感がわきませんでしたが、いざ今回の雇用切りの問題をみて、その意味を何となく理解しつつあります。福祉業界は「景気のバロメーター」なのかな、と感じます。
たしか自分が大学卒業→専門学校入学となった年も決して景気は良くない状態。むしろ、不況。
そんなときに自分は専門学校に入学し、福祉のことを勉強。そして現場実習や就職活動をする中で「今は福祉の世界は人気があるからね」と言われ、自分は別に人気不人気で福祉の世界を選んだわけではないので、なんとなくそのことにしっくりきていない状態。だから自分の返答も「あぁ、そうなんですか?全然(福祉が人気あるなんて)わからないですけど・・・」と言ったもの。
そして今回の不況。雇用切りがニュースで流れる中、「失業者を介護分野へ」のニュースも。
実際問題、介護の仕事はハローワークの求人を見ればいやって言うほどあり、本当に介護の仕事の中身を選ばなければ、1つや2つは就職先が見つかりそうな状態。でも現実問題はほとんど応募がなく、そのまま求人票は期限切れ・・・となるものがほとんど。そう言う自分も何をやりたいのかを自分の中に持っていたため、介護の仕事には目もくれず、他の求人へ。もちろん、なかなか自分が希望する求人もなく、ようやく見つけて今の仕事にたどり着いた状態。本当に長かったなぁ・・・と実感。
でもいざ働いてみたら、ハードなこと、ハードなこと・・・いや、自分の仕事に限らず福祉の仕事は本当にハードだと思います。肉体的なタフさもさることながら、精神的にもタフでないと本当にやっていけない仕事だと思います。
そんな自分は、ちょっと精神面では不安が残っているけど・・・
肉体的・精神的なタフさを求められる一方で、賃金は・・・と言うと、これがまた薄給。
ハローワークの求人を見ていると、最高で月20万円を超える求人はほんの一握り、よくて二握り程度。最低月20万円を超える仕事と言えば、介護支援専門員等の経験を要する資格などがほとんど。確かに今現実問題で困窮している人にとっては給料のことなんて言ってられないかもしれませんが、将来的に長い目で見れば、こんな待遇では本当に何もできませんね。自分も今回はちょっとお給料の面も重視していました。それでも、ギリギリの生活かもしれませんが・・・
ホント、不況になって福祉業界が注目されるなんて・・・手放しで喜ぶことはできませんね。
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