うーん、タイトル、悩んでしまいますね・・・なんて書けばいいか。
ここにきて、また自分の気持ちが揺らいでいます。
いや、基本的な考え方は変わっていないと思うけど、微妙な部分でのズレが出てきているような気がします。
きっかけは、昨日の面接。
面接において自分の考えを説明したけど、相手側からは「この道(分野)に入る以上、腹をくくってほしい」とのこと。もちろん、そのつもりで面接に挑んでいることは間違えありませんが・・・
ただ、自分の「社会福祉士像」というものを考えた時に、若干のズレがあるかな・・・というのも率直な感想。
今自分自身が考えている社会福祉士像というのは「ジェネリックソーシャルワーカー」というもの。わかりやすく言うのであれば、どんなことにも対応できる、オールラウンドなソーシャルワーカーになりたいというもの。そういった意味で、今まで障害者畑で経験してきたものを、他の分野にも足を踏み入れて自らのものにして、社会福祉士としての器を大きくしていきたいなぁ・・・というのが自分の考え。だから「私は障害者分野だけだから、高齢者はちょっと・・・」というのではなく、どんな分野でも対応できるだけの力をつけていきたい、というのが本音。
でも実際施設側としては「高齢者なら高齢者に特化してほしい」というのが本音みたい。
であるなら、自分の考えから言わせてもらえれば・・・高齢者には「ケアマネージャー」というレッキとした資格が作られたのだから、本当に分野ごとの棲み分けを目指すのであればケアマネージャーを使えばいいのだと思う。ただ実際問題としてはケアマネージャーはケアマネージャーの仕事を、生活相談員・支援相談員は社会福祉士が・・・という風に分けているところも少なくはない。たしかにこの流れであれば、例えば自分の場合はまだケアマネージャーを持っていないけど、その資格に阻まれないから相談員の仕事に応募することができる・・・という恩恵を受けることができているのも事実である。
正直な気持ち、今の時点ではケアマネージャーの取得にそれほど積極的ではないのが、自分。
「御岳の山」の中で在宅介護支援センターへ見学に行った時のインタビューの中で「社会福祉士でなければできないことがある」というのを載せており、当時の自分はまだあんまり理解が深くなかった。でも実際に福祉の中で仕事をすることで、直接は携わっていないけどいろんな話を聞くところではケアマネージャー本来の業務ではなく請求事務に追われることが多い、という話を耳にしているので、そんな資格に憧れはないなぁ・・・と思うようになった。専門学校を卒業した時は「5年後にはケアマネを・・・」とちょっと意気込んでいたが、今となってはその気持ちはかなり薄らいでいる。むしろ「社会福祉士」であるからこそ、本当の意味でのソーシャルワークを実践することができるのかな、と感じる部分がある。
かといって、特化しない方がいい・・・とは、思っていない。特化できれば、それはそれでいいと思う。
また自分のことを例に挙げれば、今まで障害者畑で仕事をしてきたのだから、これからも障害者分野で仕事を続けていくというのも、自分自身のキャリアを積むうえでは方法の1つだと思う。ただ、自分の中で懸念していることは、障害者だけしかわからない、「井の中の蛙」状態になりたくないというのがある。それは障害者だけではなく高齢者分野・児童分野でも同じことが言えると思う。だからできることなら特化したくない・・・と言うのが気持ちの中にある。
改めて「社会福祉士」というところに戻ると、自分の中ではどんなこともできる存在になりたいと思っている。
まだ30代であり、考え方が若い・甘いという批判もあるかもしれないけど、今の時点では、そういう風に考えている。もちろん「虻蜂取らず」になってしまってはいけないけど、広い見識を持つことは必要だと思う。その中で自分が未経験の分野に足を踏み入れることは必要なのかな・・・と感じる。障害者の分野を突き進んでもいいと思う。でもそうしてしまったら、本当に障害以外のことはわからないまま終わってしまいそうな気がしており、もっといえばさらに歳を重ねた時に、別分野に行くことがさらに困難になってしまうのではないか、と感じている。そうならないためにも、若いうちにいろんなことを経験して、どの分野にも対応できるだけの力をつけていきたいな・・・と思っている。
社会福祉士として、そして福祉従事者として、これからどんな道を歩むのか・・・悩むところです。
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