緊急避難
今日もいつも通りに仕事。
といっても、今は仕事がない状態。午後になってようやく仕事が来たけど、あんまり期待できない状態。「まぁ今日はのんびり・・・」と思い、普段どおりに休憩へ。いつものごとく、午睡。
そんな中、休憩時間終了間際に、利用者さんが自分のところにやってきた。
そういえばこの間も利用者さんに起こされたっけ・・・また、起こされた形。でも寝ぼけ眼の自分は利用者さんの話を右から左へと受け流している状態。ただ、そんな中でも「火事」と言う言葉は頭の中に残り、なんか火事が起きたみたいだな・・・と言うことは理解。
ただ、利用者さんが自分のところから離れようとしない。
自分の中では「まだ休憩だから・・・」と思い、そのまま動かないでいた。が、にわかに外が騒々しくなってきた。ちょっと普段の騒々しさとは雰囲気が違っており、「何か起きたか?」といった状態。と、次の瞬間、館内放送で・・・
「今、隣で火事が発生しました。
職員の指示に従ってください」
との放送。これは一大事・・・と思い、一気に起きることに。
と同時に、部屋から自分を呼ぶ声が。放送の緊迫さから状態を察知した自分はすかさず全員に「中庭に逃げてください!」と指示。各部屋がら利用者さんが出てきて、「この場にいるのは危険」との判断から、作業所の隣にある公園に避難することに。
当然突然のことで、自分は事態を知らない状態。ただ、非常事態であることは感じている状態。
避難した公園で他の職員さんから話を聞くと、隣の建設中の団地から爆発が起きて火事になったとのこと。当分の間は作業所に戻れないので、しばし公園で避難。その間に「施設長」の立場になる課長も急遽駆けつける状態。市の障害福祉課の職員の人も駆けつけ。ひとまず避難は無事に完了。しばらくは待機。
その後10分が経ち、「鎮火した」との情報。
そのため利用者さんを再び作業所の中へ。当然こんな状態では何もできないため、直ちに帰宅準備。そして自分は送迎バスに臨時添乗し、利用者さんを送り届けることへ。
そして送迎から帰所。送迎に出たときは非常線・規制線・道路封鎖が行われていたけど、戻ったときは既に封鎖は解除され、非常線も解かれていました。
利用者の方もほとんどが帰宅。一部、バスの遅れで帰るのが遅くなった人もいたけど、全員帰宅の途へ。
その後緊急ミーティング。課長のほか、事務局の局長も交えて、今回の経緯について確認。どうやら爆発が起き、その爆発の影響で建設中の断熱材に引火して火事になったとのこと。明日以降、またケース確認をすることで終了することに。
今までにも「地震」は経験がありますが、「火災」は初めてでした。
発生場所も作業所の目の前、十数メートルもないところでの火事。写真はもう鎮火し消防や警察も現場を去った後ですが、消火活動の影響で白くなっている形跡だけが残っています。皮肉なことに、囲いをした場所の看板には「もう一度 家族とみんなで 火の用心」の文字。肝心の自分たちが火災を起こしているのですが・・・
特に焦ったりはしませんでしたが、ちょっと肝を冷やす出来事でした。
ただ、うちの施設の危機管理の甘さも残りました。これを機に、すべて見直しでしょうね。今週は、なんか慌しくなりそうです。
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