これぞ実践?
今週に入り、ようやく通常出勤。眠い・・・のですが、やはりこっちのほうがしっくりきます。
それにしても・・・仕事が終わりません。
まぁ新部屋に移動になったときにある程度は覚悟していたのですが・・・ホント、やっても終わらない状態です。
部屋には検品待ちの袋がドッサリ。一応職員は3人配置されているのですが、うち1人は係長。係長だと係長業務に専念することがあるので、実質的には2人。ただ、その2人も休憩やフレックス出勤になると必然的に1人になってしまう。まぁ決して1人で回せないことはないんだけど、色々なことが重なるとそれが大きくなってしまい、結果として圧迫される状態。職員1人に対し、利用者比を考えれば・・・終わらないのは当然のことですね。
まぁその業務の中には「コントみたい」で触れたトイレ介助や作業指示があるけど、1つ1つの仕事が「大したことがない」ものであっても、それが積み重なると「大したもの」になっている状態。結局、そこでひっ迫してしまうんですよね。
でもこの部屋、面白いですよ。いろんな発見もあります。
今日も利用者さんが今日の作業分のノルマを達成し、他の職員さんに介助についてもらいトイレ誘導へ。その際、その利用者さんに「終わったら○○さんを呼んであげてね」と一言。大方の予想では「たぶんできないだろうな・・・」だったけど、トイレから帰ってくると、ちゃんとその利用者さんのところに行って呼んだ。このことには大方の予想に反し、大爆笑と感嘆。発語のない利用者さんのため、肩をたたいて呼んだけど、ちゃんとできたことに「おぉ、よくできたね」と感嘆。
実はこの利用者さん、作業所の中で言えば「一番作業ができない人」に入る位置。
だから「人間関係」と言う点では希薄さがあると考えられていたけど、ちゃんと相手によってはちゃんと他の利用者さんであることを認識しており、職員に関しても「○○さんは誰?」と聞くと、ちゃんと答える。数的理解や大小関係など、いわゆる「学面」の部分ではかなり難解な部分があるけど、自分たちが予想をしない、あるいは予想を超えた部分での理解もできている部分もある。こういうことって、学校の授業などで教わるものではなく、その現場に立って理解したり、感じたりするものであり、決して「机上の学問」では学ぶことのできない部分。いわば「実践」の部類に入るかもしれないけど、こういう過程を通じて「あぁ、こういう理解があるんだな」と職員も学ぶ部分が多いのも事実。今の職場ではたった1年足らずなのに、ちょうど自分は真ん中の位置にいる立場だけど、新しく入った職員さんにも「こういうことは決して知識として学ぶことのできない部分であり、感性による部分だと思う」と話し、どんなに経験をたくさん積んでも、実際に携わらないとわからない部分である。そういった意味では、やはりこれこそが「実践」と言うべきものなのかもしれません。このことは決して「理論」では片付けられないものですからね。
いやぁ、ホントに勉強になりますし、大変ながらも毎日を面白く過ごさせてもらっています。
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