世界に1つだけの花
今日は・・・疲れました。久しぶりに袋の折りもやりました。
いやぁ、あんまりなれないことをするものではないですね。とはいえ、やらないと作業が回らない状態でしたので仕方ありませんが・・・明日はそうならないことを祈りたいです。
で、今日は作業終了後に利用者さんを数人残してお話。
と言っても何か注意する、と言うことではなくて「話の場」を設定しただけのこと。
実は先週から続いていることだけど、利用者さん同士で関係がギクシャクしてしまっているところがあり、その利用者さんから「関係を元に戻したい」との話があったため、その話をする場をセッティング。それが、今日の帰りのことであっただけのこと。基本的には自分はほとんど介入せず、利用者さん同士で思っていることをぶつけてもらいました。あくまでも自分はその場においては単なる「立会人」と言う存在だけ。自分がどうこうしよう、ということではありません。
ただ、1つだけ話したのが「思いやり」の話。
利用者さんの前ではあえて意図的に「仲良くなろうとしたり、仲が良いフリをすることはないけど・・・」と前置きをした上で、「もし自分が逆の立場・相手の立場だったときにどう思ったり感じたりするかを考えてほしい」と一言。何かをしようとするときに必ず「相手」がいると思うから、その人の立場のことも考えてほしい、と話すことに。思いやりの話は利用者さん同士の話がどんな方向に行っても話そうと思っていたことなので、この話は予定通りの話。
さらに、今回「相手」となった利用者さんには「同じ人はいない」と言う話も。
そもそもの原因は「関係を元に戻したい」と言ってきた利用者さんにあるみたいだけど、利用者さんのやり取りを聞いている中でちょっと心に引っかかった部分があったのも事実。それが「同じ人はいない」ということ。
話の敷居を低くするために、自分も精神科に通院していることを話した上で、「ここには仕事のことだけではなく、人間関係のことでも来ている人もいる」(実際にはもっと噛み砕いて話をしています)と話した上で、「全員の人がみんなAさんの思うように考えてくれたり、行動したりするとは限らない」と話し、「人と自分は違うんだよ」と言うことを話すことに。作業所は当然作業をする場所であるけど、それと同時に人間関係の形成やそれに付随すること諸々を支援していくことも「施設」として取り組むのは当然の話であり、今回の場の設定もそれに合わせて、前もって職員間で打ち合わせをした上で自分の判断で行ったもの。そのため、フォローは基本的に自分。そしてフォローをするときに一人だけのフォローをするのではなく、双方のフォローをしていくことが必要であり、お互いの「歩み寄り」を少しでもうまく進めるために、「他者と自分」の存在を話すことに。健常者ですら人間関係を構築していったりお互いが互いのことを理解したり考えたりすることが難しい中で、障害を持ったもの同士がお互いを理解していくことはもっと難しいこと。でもできないからそれでいいのか、と言えばそれはNO。「1つの社会」の中で生活していくためには、「人間関係」というソーシャルスキルが必要になっていくのは当然の話であり、ソーシャルスキルを身につくように支援していくことも施設として必要なこと。だからこそ「必ずしも自分と同じように動いてくれるとは限らない」と言うことを説明。この話をどの程度まで理解してもらえたかはわからないけど、話をしなければ先に進めないので、今回は1つのきっかけとして話すことに。この話は、予定外の話。
♪そうさ 僕らは 世界に一つだけの花
一人一人違う種を持つ
その花を咲かせることだけに
一生懸命になればいい
そんな歌詞と今日の話を重ね合わせて、こんなタイトルにしてみました。みんな、一人ひとり違うんですものね。
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