柔らかければ良い訳ではない
久しぶりに10時過ぎの起床となりました。
完全に今日の予定は狂ってしまい、ジムは中止。何かこだわりがあるみたいで、ちょっと自閉があるかも・・・(^_^;)
それはさておいて・・・
午後からは祖母の特養へ。最近は全然運動などに取り組んでいないから、足の筋肉は完全に弱くなってしまっており、歩くのは難しい状態。もっと自分が取り組めばよかったものを、自分もちょっとあきらめてしまったのかもしれません。そんな中、食べ物には色々と工夫を。
食べるものに関しては、特養に入所する前の療養病棟のときから色々とやってきました。
当初はホントにどうなってしまうのか・・・と思ってしまいましたが、嚥下の機能が戻りつつある状態から色々と挑戦。最初に挑戦したのは、プリン。仮に噛まなくても問題なく食べられるため、一番柔らかいレベルからスタート。もちろんこのときはアイソも取り入れています。
そして現在は・・・
今日は「コパン」を食べました。一時期は重湯生活だったことを考えると、格段の向上です。
で、どうしてこんなものに取り組もうと思ったかというと・・・「食べること」を思い出してもらうため。
実は多少歯ごたえのあるものを入れるようになったのは、つい最近の話。
今までは月餅や練りきりなど、噛まなくても問題ないものを中心に取り組んでいた。自分たちも「安全」を考えてなめらかなものを・・・と思い、それを善しと思ってやっていました。ただ、先日「変り種」として駄菓子を持っていってみたところ、思いのほか反応がいいことに。そこで「じゃ歯ごたえのあるものはどうかなぁ・・・」と思い、翌週に「かっぱえびせん」を持っていくことに。歯ごたえを持ちつつ、少し水分が含まれれば柔らかくなり、カルシウムも補える、と色々考えてのもの。そして食べてみると・・・
これがホントに「やめられない、とまらない」という状態です。
まるでこういうのを求めていたかのように、パクパクと食していきます。自分が想像していた以上の反応です。で、今日は2匹目のどじょうではありませんが、「たけのこの里」と「コパン」になったわけです。たけのこの里もペースよく食べ、コパンもとりつかれたように食べていました。
ここに来て「歯ごたえがないものより、歯ごたえのあるものの方がいい」ということを実感しました。
もちろんここまで移行する今までの食べているものからちゃんと嚥下具合を確認することが必要ですが、今の祖母にとってはプリンとかゼリーよりも、こういった「形あるもの」を提供するほうがいいのかもしれません。ある程度歯ごたえのあるものを食べることで嚥下機能の維持・向上を期待することができ、食べているほうも自分の口で「食している」ことを実感してもらえるのかな、と思います。
柔らかければいいものではなく、時には食感を味わえるものも必要なんですね。
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