一番痛い・・・らしい
先日のblogで触れたように、「諸処の都合」は、手術です。もちろん、オイラではありません。
今回は珍しく母親から「一緒に行ってほしい」とのことでした。なので、事前に年休を取っていくことになりました。また新宿・・・いや、もうちゃんと言っても言いや、代々木までまで行ってきました。
今回の手術は「人工血管除去手術」です。
ハイ、今年の3月に入れた「人工血管」を除去する手術です。人工血管、たった6ヶ月程度しかもちませんでした。ここでは割愛をしていますが、実は人工血管を入れた後、2度ほど手術をしており、1回は人工血管の再導入手術を、もう1回は利き手に新シャント形成手術です。新シャントを作った、と言うことは・・・人工血管、うまくいかなかったということです。導入手術の1週間後に緊急経過観察であまりよくない状態であった手術、本来の目的であった「スチール症候群」は解消されたけど、その結果シャントは閉塞し使えない状態になってしまったため、6ヶ月も経たずに利き手に新しいシャントを形成することになったのです。幸いにも新しいシャントは状態もよいみたいです。
じゃこれでいいじゃん・・・と言いたいのですが、基本的にシャントは「1つ」にする必要があるのです。
「シャントを作っている」と言うことは、動脈の速い流れの血管を形成していることになり、動脈に血液を送るためには心臓から血液を体全体に送りとどけなければならないことになります。さらにシャントには透析を十分に行うため、一定量の血流が必要になります。このシャントが2つあると言うことは、両方のシャントに血流を流すことになるので、心臓に対してかなりの負担を強いることになります。その結果、体に何らかの異変をきたすことになるため、シャントは1つ、と言うことになります。
そのため、今回の「人工血管除去手術」は「使えなくなったシャントを閉じる」手術でもあります。
つまり、人工血管の除去・シャントの閉鎖をすることで「通常の血流」に戻す手術を受けたことになります。
こうやって改めて書いてみると「そんな手術を日帰りでやっていいのか?」と思ってしまいます。
事実、前例がある訳で、いつも「手術」と聞くと「大丈夫か?」と言う不安にさせられます。ただ、今回は「シャントを作る」のではなく「シャントを閉じる」ので、直接シャントには影響がないらしい。その結果、手術した腕は包帯でグルグル巻きにされ、術部には圧迫材を当てているとのこと。念のため、術後30分待機して止血を確認してから帰りましたが、正直なところ今回の手術のほうが「楽」と言っては変ですが、気持ち的には冷静に受け止められています。当初この手術のことを聞いたときは、人工血管を入れた部位すべてを切開して取り出すのかなぁ・・・と思っていたのですが、そんな必要はなく思ったよりも簡単に抜けたとのこと、切開部も3ヵ所で済んだとのことで、安心しています。自分自身、人工血管を抜く手術は血管だけスーッ、と抜けばいいんじゃないの・・・と素人考えをもっていましたが、実は癒着の可能性があり、少しずつ抜くことになる、とのことでした。なので「全切開」なのかなぁ・・・と思っていましたが、癒着が進んでいなかったため、思ったよりも楽に抜けたみたいです。母親も若干拍子抜けの様子で、もっと時間がかかると思っていたみたいです。ただ、今日は念には念を入れてタクシーで帰宅。代々木から自宅まで、約1万円の出費でした。まぁ「必要のある状態」であることには変わりありませんから。
そんな訳で、今回はちゃんと止血がされているため、今blogを書いている最中も安心している状態。もちろん明日は普通に仕事があるので普通に寝ますが、母親曰く「今日の手術が一番痛い」とのこと。オイラから見ると最初の手術の方がどうなることか・・・と思っていたので、やはりこの辺は当事者と若干のズレがあるみたいです。
何はともあれ、無事に手術は終了。もうこれ以上、手術のお世話にならないことを祈りたいものです、ハイ。
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