パーキングパーミットの普及を
今日はやけに「劇重」のココログです。そんな中でも、更新はしないと・・・
今日は珍しく祝日に福祉ネタを。
今日のフジテレビ系「スーパーニュース」の特集で、身障者用駐車場の健常者利用を取り上げていた。
スーパーニュースはいわゆる「福祉領域」に関する話題を比較的多く取り上げるな・・・という印象を持っており、今日もまた取り上げているな、と思いながらテレビを見ていました。
身障者用の駐車場、このblogでも「駐車禁止除外標章」や「身障者マーク」などで取り上げてきている通り、障害者の「駐車環境」と言う意味で色々と話してきました。そのときの「主眼」として主張してきたのは「目に見えない障害」に対して意見を述べてきました。
今回の取材に対しても、正直「全数調査」の方法で行っていることに違和感を感じました。
たしかに「見た目では健常者」で、実際に健常者でいる人は多かったですが、その一方で「見た目は健常者」でも実際は「障害者」であった人もいたはずです。そのときに「失礼しました」の一言があってもよかったんじゃないかな・・・と思います。いわば「アイツも健常者だろう」という障害者狩りをしていた訳であり、障害者に対してもう少し配慮のある言葉がけをしていても良かったんではないかな・・・と感じています。
実際、自分の場合はあらぬ誤解を生まないようにするためにも、障害者マークと駐車禁止除外標章を並列して駐車しています。当初は駐車禁止除外標章のみの掲示でしたが、あまりにもわからないと言う反響を強く感じた(何しろ、警察官ですらわからないのですから・・・)ため、今のように掲示するようにしました。
そんな中で紹介された、佐賀県の「パーキングパーミット制度」に、一筋の光明が有るような気がします。
単純に「障害者」と言う区切りだけで切るのではなく、実際の「生活問題」に着目しての区分け、それに伴う配慮をしているこの制度に、強く共鳴しました。「障害者」だけではなく、高齢者や障害の程度が低いなど「駐車禁止除外標章」に救われない人や、一時的な傷病でスペースを必要とする人、妊産婦もこの制度で救っていく佐賀県の姿勢は、本当の意味での「福祉」と言う点で、理にかなっているものであると感じます。「福祉」は「弱者」だけのためにあるのではなく、ユニバーサルモデルのように「必要な時」に使えるように「万人のための福祉」であるべきと感じます。この制度、佐賀県だけではなく他の都道府県レベルでも普及させて欲しいものと感じています。
さらに、先進諸国に比べて著しく「障害者」に対して遅れを取っている日本。
「パーキングパーミット」を法的レベルまで引き上げても良いと考えています。特集で紹介されていたように、日本の駐車マナーはもしかしたら世界一低いかもしれない・・・もはや「モラルとマナー」だけではどうにもできないような気がしており、毅然とした、厳しい対応をしていく必要があるのではないかと思います。
パーキングパーミット制度、ぜひ積極的に推進して欲しいものと思います。
この記事へのコメントは終了しました。
コメント