「故意」である、「故意ではない」故意
故意・・・一言で言えば「わざと」と言うことです。
タイトル、非常にわかりにくいですね・・・「故意」なのに、「故意ではない」と言っている状態。
今日は「仕事」はしていたけど、「作業」はしなかった1日。
午前中は先日の外出実習のご家庭向けの報告を書く。本来なら自分の担当した部屋だけ書けばいいけど、何故か「課長」が担当した部屋も書くことになってしまったので、7名分の報告を作成。自分の部屋は楽だけど、課長の部屋はどう書けばよいのか・・・といった状態。だって、課長の部屋なんか行ってないし・・・
午後は「宿泊実習」の書類作成。実踏報告や利用者向けしおりなど、作るものは山ほど。だから今日は「作業」はしなかったけど、お盆休みで利用者さんの休みも半数がお休みのため、ゆっくりと「仕事」をしました。
で、そんな仕事をしている中で、突如利用者さんが職員を襲うことが発生。
襲った現場は見たけど、襲う前の前後行動は仕事をしていた席から「死角」になっていたため、状況把握は肝前にはできず。ただ、襲った職員はケガをしている状態。その「ケガ」をしているところをめがけて襲っているので、完全に「故意」で襲った状態。そのあとも利用者さんはパニック。襲われた職員の人が押さえつけると、このことを保護者には報告をしないで・・・と懇願している状態。でも周りの物にあたるなど、パニックは続いている状態。
ちょうどその部屋には自分と襲われた職員しかいなかった状態であり、作業も終盤になっていたため、完全に気を抜いていた状態。結局襲われた職員さんは病院へ。利用者さんが帰った後に、ミーティングで報告。どうやらその利用者さん、何かしらのアクションを起こす時は必ず前後行動が見られるとのこと。ただ、自分には「死角」になっていた部分もあったため、完全に前後行動は把握できず、襲った現場しか見ていない状態。
今になって冷静に考えると、たしかに利用者さんのとった行動は「故意」の行動である。
だけど、さらに分析すると、その行動は「故意ではない」故意の行動だったのかなぁ・・・と思う。
と言うのは・・・そうそう、「男嫌い」の利用者さんも、この例に当てはまるのかな?
今日の例にしても、自分に襲ってくる利用者さんの例にしても、多分はなから「襲う」ことは目的にはしていないと思う。ある程度は自分の中で押さえつけて、抑圧させたり置き換えをしたりと・・・いわゆる「防衛機制」を働かせている状態であるけど、どこかでその防衛機制が働かなくなってしまった時に「襲う」と言う行動に出てしまっているのではないのかな・・・と感じています。これが「故意ではない故意」と言う部分です。ですから、やってしまった行動そのものは「故意」であっても、本来は自分では起こそうと思わなかった・・・つまり「故意ではない」ということが働いているのでは、とも感じられます。ですから今日の例の場合、「懇願している」部分から、本来はそんなことをするつもりじゃなくても、自分の中で抑え切れなくなってしまい「故意」の行動に移ってしまった、と言うのが正しいのかもしれません。
いづれにしても、行動として起こしてしまった「故意」に対しては毅然に対応しなければなりません。
でもその一方で「なんでその行動になってしまったのか」といった因果関係を探ることも大切です。今日の場合は因果関係がはっきりしませんでしたが、物事を「行動」に移すには、何らかの「要因・原因」があるから行動に移るわけであり、行動に移した「結果」がそこに存在するのだと思います。
何か今日はちょっとだけアカデミック(?)な感じで書いてしまいましたが・・・明日以降、要観察です。
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