お手伝い、ありがとう♪
本日、第3回目の外出実習。
したがって今日もイレギュラーな編成でしたが・・・意外にも今日のほうが流れがよかったりします。
職員の配置も若干変わっている部分がありましたが、それが良い方に転じたのか、それとも利用者さんのパワー関係が変化したのか、いつも以上にとても落ち着いた状態で作業をしていました。何と言っても、職員がいつもより負担が軽く感じるくらいで、いつもこれくらいならいいなぁ・・・と思ったりもしてしまいます。
そして今日は2週連続の台所当番。
これも職員配置の都合上、自分が当番になることに。でも利用者が少ないから洗い物も少なくて済む。
ハッキリ言って「ラッキー」である。そこへ利用者がやってきて「何やってるの?」と聞かれる。「これ、洗っているんだよ。家でもお手伝いしている?」と返答。
質問の相手は、自分の支援には外すことのできない「ダウン」の利用者さんです。
もうダウンの利用者はこれでもか、と言うくらいに支援してきました。自分の支援の中で「ダウン」の利用者が関わらない支援はないと言うくらいに、必ずと言っていいほど登場します。授産時代は中~重度の利用者を、デイでは重度の利用者を、そして今の作業所では軽度~中度の利用者さんを相手にしています。
ただ、ダウンの女の子は初めてのケースであり、今まで自分が使ってきた「スキンシップ」は使えない。
そんな中自分も湯呑みを洗いながら「小さい時からおかあちゃんと一緒にお手伝いするんだよぉ」と言うと、何かを感じたのか、自分が洗った湯呑みをゆすぎ終わると、その湯呑みを取って食器かごへ。どうやら彼女なりに「お手伝い」をしているのかもしれない。
別に手伝ってもらわなくてもいいのだが、こう言うところは大事にしたいなぁ・・・と思うのがオイラ。
手伝いを拒否することなく、逆にお願いした。自分がゆすいだ湯呑みを彼女に渡して、彼女が食器かごへ。ほんの1アクションだけど、彼女なりに「貢献」しているつもりなのだと思う。そういう心はもっとのばしてあげたい、作業ができるのもそうだけど、作業以外の「シャドーワーク」、いわゆる「お仕事ではない部分」での援助も必要だと思う。もしオバちゃん職員だったら利用者を台所から排除してしまうかもしれないけど、自分の場合はオールOKのスタンス。台所だから話せることやできることがある。だから自分はその部分をありのままに受け入れてあげている。今回の「手伝い」もしてもらわなければもう少し早く済ませられたかもしれない。でも、大事なのは「手伝おうとする気持ち」であって、気持ちと言うのは作業だけでは援助をすることのできない部分であると思う。だから自分は利用者のすることについて、明らかに危険なことや難しすぎることに関してはクッションを入れるけど、それ以外のことであれば、全部受容してあげたいと思っている。
手伝ってくれた彼女には「ありがとう」と言い、「ナイショだよ」と言って、冷凍庫から氷のかけらをプレゼント。
「冷たーい」と言いながらも、おいしそうに舐めて涼んでいる彼女。別にエサで釣るつもりはないけど、ちゃんと貢献してくれた分には、それなりの報いも保証してあげたい。特に自発的に動いてくれたことを評価したい。もちろんこんなことをしていることがベテランのオバちゃん職員に見つかったら「Mitakeさん、そんなことしちゃダメ」と言うかもしれないが、それを承知で彼女と「二人だけの秘密な」と言って氷をプレゼント。彼女の満足そうな笑顔が、やっぱりこの仕事から離れられないでいるんだな・・・と改めて実感するオイラでありました。
そうそう、今日は定期通院日。
1週間だけだったため、特に体調変化なし。処方もいつもどおり。今回は「問題なし」でした。
来週は東北地方への実踏と外出実習。イベントがありだらけの2週間、うまく乗り切ることができるでしょうか・・・
« 暇のような、忙しいような・・・ | トップページ | やっぱりダルダル・・・ »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント