超えてしまった、第一線
猫をかぶって1週間・・・たった1週間で、第一線を越えてしまいました。
もちろんそのつもりはありませんでした。
ただ、出ざるを得ない雰囲気に自分自身を追い込んでしまったために、第一線を越えてしまったのでしょう。
朝のミーティングで、バザー回収に誰か行って、とのこと。
白羽の矢は自分がいる部屋の職員の誰かが出ることになった。とはいえ、部屋にいるのは3人。うち1人は常勤で他のこともやらなくてはならないので、オイラかもう1人の職員。で、もう1人の職員にお願いしても良かったんだけど・・・なんとなく厄介なことになりそうだったので、最終的には自分で決めての旅立ち。
断ることはできました。でも断ることができませんでした。
今ここで一時的にしのいだとしても、後々に同じ業務が回ってくる可能性は非常に大で、利用者を乗せての車の運転も今になるか先延ばしになるかの状態。結局、運転の業務から逃れることはできなさそうな状態。ならば・・・と思い、運転することに。
特別問題もなかったし、事故もなかったので安心ですが・・・あんまりいい気分ではないですね。
もちろん「合理的な理由」を言ってもよかったのですが、やっぱりそのことを言うのは自分でも躊躇している状態。できることならば言わずに済ませたい・・・とりあえず、上の人間が知っていれば・・・と思っていた。だからできる限り現場にはその問題はもって来ないで済ませたい。ただ、現実問題として今日のような状態が発生した時に「イヤ、できません」とか「イヤだ」と言うには、やはり合理的な理由が必要。じゃないと、単なる「わがまま」になってしまう。もちろん自分が運転したくない理由は、障害のこと。だからわがままにはならないけど、それを言いたくないと思っているから、言えないのであれば出るしかない、と言う状態。
あと・・・周りと自分の「認識」の違いがある。
周りは「運転技術・経験」で慣れ・不慣れがあると思っているみたいだけど、正直そんなものは関係ない。
自分の認識はもっと根本的なもので「安全性の担保」。誰だって安全性に関しては問題になるが、自分の場合は特に問題になる。周囲は知らなくても、上は知っている。だから「もしも」のことがあった時に、単なる「事故」ではなく、それ以上の問題に発展しかねないから。だから真実を話さない以上、自分が「もしものことがあったら・・・」と言っても、周りは一般論で片付けられてしまう。自分の場合は一般論では通用しない、大きな責任問題に発展しかねない事項だから。
ただ、これで今までの話はすべて・・・と言うか、根本的に覆されることになりました。
いくら自分から言ったとはいえ、復帰前の面談やコマ発言、さらには猫をかぶった時の自分の意思など、すべての面で最初の約束だった「安全性の担保」という理由がかき消されたことになります。2人体制の入浴介助よりも、利用者を乗せての運転業務の方が、誰がどう見たって「運転業務」の方が危険であることは言うまでもありません。これで、作業所である理由もなくなりました。もちろんこれは、契約に大きく関わることです・・・自分と課長との間では。
でも・・・利用者が嫌いなわけではありませんよ。やっぱり利用者は「愛おしい」存在ですから。
どこに行っても、利用者には愛情を注ぐべき、と考えていますからね。
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