意義ある3日間
実習最終日。長いようであっという間の3日間の実習が終わりました。
最終日は「木工」に参加。と同時に施設長直々の実習でした。初日が現場職員、2日目が採用担当者、そして今日が施設長と、すべてのセクションからの意見集約となっていました。
木工に関しては、正直以前の授産施設で「安全性を担保できる人」が中心に組まれており、事前の説明で「この中(施設)で最も障害の程度が重い人で、全員自閉傾向のある人」との説明。よくよく考えれば自閉傾向のある人との支援に関わったことはあるけど、「自閉傾向」の利用者だけで固められた集団に関わるのは初めてのこと。で、今日は自閉傾向のある人とほぼマンツーに関わったので、正直どこまでのキャパシティがあるのかがわからず、手探りの状態での実習でした。そして思ったことは・・・「また1から勉強しなおさないと」と言うこと。
正直な話、実習をする前までは約3年間の経験で「実習」は何とかなるものだと思っていた。
初日はある意味自分の得意分野でもあった「ダウン症」の利用者とのかかわりだったため問題はなかったけど、2日目はやや自閉傾向のある人、そして最終日は完全な「自閉傾向」のある人と、日を追うごとに障害の程度が重い利用者との関わりとなり、さらに今まで本腰を入れて接触をすることの少なかった「自閉傾向」の利用者と関わることによって、いかに自分がまだまだ勉強不足であるかを痛烈に感じました。
もっと言えば、頭の中では「自閉症とは~と言うものである」ことを理解していても、いざそれが実践となると「理解」と「行動」が伴わない状態であり、その部分のジレンマに悩まされた、と言うのが今日の実習だったと思います。
いずれにしても最初は「書いていなかったじゃん」と思ってはじめた実習、気がつけば「自分の勉強」になっていました。
「即戦力を求める」ための実習と言われましたが、正直なところ、今回の実習では逆に自分自身に対しての「自信」を失うような実習でした。それは自分が「即戦力か?」といわれた時に、対応の如何に苦慮していた自分にとっては自信を持って「即戦力です」と言うことのできない・・・いや、言える保証のない自分に出会ったことが大きな理由です。もちろん昨日のパニックが尾を引いている状態であることも、それに拍車をかけている要因なのかもしれませんが・・・
また自分のことに関して「嘘はつきたくない」「隠し事はなしにしたい」との思いから、施設長に対して自分自身の状況・体調・発作の状態、発作が起きる可能性に関してはありのままに話しました。当然そのことを話せば、細葉状のネックになるのは「発作」であることは言うまでもなく、自分の中でも施設長と話していて「あぁ、この部分は大きなネックになるなぁ・・・」と実感しました。
とりあえずは実習は終わり、後は結果を待つだけです。感触としては、難しいかなぁ・・・との感じなので、また求職活動のやり直しです。ただ、今回の実習ではいろんな意味で「気づき」のあった実習だったので、決して実習に費やした3日間は、今後の求職活動の中においてプラスになるものであると感じました。それを実感できただけでも、今回の実習選考は自分にとって大変意義深いものになったと思います。
今週はギッシリ詰まった週なので、今日は早めに休みたいと思います。
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