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2006.11.11

コトバ★「相田みつをその3」

今日のコトバは「相田みつを」の第3弾です。
これまでは自分の気になった作品について取り上げてきましたが、今日は作品云々ではなく私自身の「相田みつを考」をして見たいと思います。

その前に「相田みつを」の生い立ちについて少しだけ。
相田みつをは1924年(大正13年)に栃木県足利市に生まれ、1937年(昭和12年)旧制中学に入学、1942年(昭和17年)に卒業後、歌人・山下陸奥に師事を受けながら曹洞宗高福寺の禅僧・武井哲応老師と出会い、在家のまま師事し、仏法を学びました。また翌年には書家・岩沢渓石に師事しました。その後戦争経験で2人の兄を失い、1951年(昭和26年)に関東短期大学夜間部国文科に入学、1953年に卒業しました。
書家として第1回の個展を開いたのは1954年(昭和29年)で、地元足利市で開催しました。以後「自分の言葉・自分の書」のよる展覧会を17回開催しました。一方で1955年(昭和30年)には「ろうけつ染め」の技術を学び、暖簾や風呂敷などを製作し、また足利や宇都宮の老舗店の包装紙や栞(しおり)のデイザンなども手がけました。
初めて書籍を出したのは1984年(昭和59年)の「にんげんだもの」で、その後皆さんもご存知の通りミリオンセラーとなりその名が知れることになります。その間3冊の書籍を出版しましたが、1991年(平成3年)に足利市内の病院で脳内出血により永眠、67年の短い生涯を閉じることになりました。

上記のように、私たちが知る相田みつをの作品は「にんげんだもの」や「一生感動一生青春」、「ただいるだけで」などの名作を残していますが、これらの作品は相田みつを自身の宗教観を背景にした、自身の人生の中で中期から晩年にかけての作品であるかのように思えます。と言うのは、現在開催されている「開館10周年記念特別企画展」をご覧になっていただければ一目瞭然かと思いますが、これまで私たちが知っている作品の多くは1960年代から70年代にかけての作品が多く、晩年となる1980年代の作風にはこれまでの作風を集約した、物事の「本質」を見抜いた作品が多くあるように感じます。そのためいわゆる初期・・・1950年代の作品はあまり多く見ることはありませんでした。しかし今回の展示展ではその「1950年代」の作品が多く展示されています。その作風を見ると「柔らかさ」と言うよりかは「荒々しさ」と言うものを感じさせる作風が多く、相田みつをの特徴的な「丸みのある文字」ではなく「激しさのある文字」で書かれているものが多く見られます。

しかし「荒々しさ」「激しさ」を感じるのは、「書の基本」があったからなのかもしれません。
今回の展示展では「般若心経」を下書きなしで書かれた作品もあり、決して毛筆の基本を忘れてはいないと言うことがわかります。逆を言えば「書の基本」があるからこそ、私たちが普段馴染みのある「にんげんだもの」や「ただいるだけで」などの作品につながっているのかと思います。

さて、上記の生い立ちの中で「ちょっと矛盾」かな、と思うところがあります。
と言うのは、ろうけつ染めの技術を学んだのは1955年とありますが、第1回の個展(1954年)の看板は・・・ろうけつ染めで作られた看板なのです。と言うことは、以前からろうけつ染めに関心があって改めて技術を修得するようになったのか、それとも第三者にろうけつ染めで看板を作ってもらったのか・・・初めてろうけつ染めをする人にしては大変よくできた作品であり、ある程度の経験がないと「ろうけつ染め」の看板を作るのは難しいのではないかと思います。そんなことを考えて作品を見てみると、ちょっと面白いところがあります。

とはいえ、まだまだ自分も「相田みつを」に出会ったばかりの人間です。今後も美術館に足を運んで、相田みつをを色々と考えてみたいと思います。

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