価値観を変えた本
オリコンが「自分の価値観を変えた本」をリサーチしたとの事。
1位はリリー・フランキーの「東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン」、2位に乙武洋匡の「五体不満足」、3位が堂本剛の「ぼくの靴音」というランキングらしい。「五体不満足」は福祉のことを勉強しようと思って、ちょっとだけ読んでみたけど、正直あまり自分には理解できなかった。ただ、「あぁ、そうなんだ・・・」と言うことぐらいしか。
そもそも自分はあんまり本を読む人間じゃないし、活字嫌いな人間。
それでも自分の価値観を変えたものがある・・・そう、「相田みつを」と言う人物。この人の作品を見て、価値観と言うか、人生観が変わった。
ホント、きっかけはふとしたことだった。
「てんかんの疑い」との診断を受けて深く落ち込んでいる時に、何気なく見た1つの言葉・・・「体験してはじめて身につくんだなあ」
この言葉に、思わず「ハッ」とさせられました。障害者分野に携わっている自分が、ふと「障害とはどういうことなのか」を教えられた瞬間でもあり、何となく胸のつかえが取れた瞬間でもありました。その作者が、相田みつをだったのです。
それからと言うもの、自分にとって「相田みつを」は「心の師」のような存在です。
有楽町にある美術館には、早い時で2週間に1回、遅くても2ヶ月に1回は通う、心のオアシスになりました。
今は仕事をしていないので特別苦しい(仕事が見つからないことが苦しいけど・・・)ことはないけど、仕事をしている時に苦しい時は、美術館に行くと楽になる瞬間がありました。そしてそれは今も変わらず、美術館に行くたびになんかしらの本を買って、心の潤いをさせています。
で、今お気に入りの言葉は、「懦夫凛凛」。なんだか自分のことをそのまま言っているみたいで、でもよくよく考えると自分のことだったり・・・そんでもって、この言葉が気に入って美術館を後にするときは「♪だ~ふりんりん、だふりんりん!」と心の中で歌ってみたり・・・・
そう、今の状態も、相田みつをの詩に当てはめて考えると、ちょっとだけ気が楽になるような・・・そんな意味で、自分の価値観を変えた存在であります。
そんな話題があったので、ちょっと書いてみました。皆さんも「価値観」を変えるようなことはあったんじゃないでしょうかね。
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