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2006.07.17

やっぱり心は・・・

平日は何もすることがないから引きこもりがちだけど、休日は何らかんらででかけることの多いMitakeであります。
そして、自然とこの本を手に取り、買ってしまいました。
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「動作をみる介護~リハビリテーションの応用で介護力を高める」・・・書名で買ってしまった気持ちのほうが大きいですね。もうこのblogでは何度も話題に挙げている祖母のこと。土曜日に面会に行った時に「家に帰りたい」と言ったため、気持ちを納得させるためにも「自分で歩いてみよう」と提案し、ベッドから車椅子を使わずに立たせた。
無論、歩けることはなく、「歩けない」と言うことをわかっていながら、あえて歩かせようとした。事実を受け入れてもらうために。その上で「歩けるようになれば、家は無理でも外にお出かけできるから」と話し、納得をしてもらった。

ハッキリ言って独歩ができないことを承知でこんなことをやるのは、素人が行うのは危険。
ただ今までの経過の中で「1人で車椅子への移乗ができる」ことを確認しているため、「支えがあれば立位保持は可能」と言う考えがあり、また筋力がなくなった足に対して「体重をかける」だけでも「リハビリテーションとしての効果」があることは退学前に習っていたため、あえてそのような行動をとった。事実、前職の知障デイサービスのときもトイレ介助の際に「しっかり立ってみよう」と声かけをしてながらトイレ介助を行なった経験もあった。だから「自らの負荷」で筋肉を鍛えることは理にかなっていると考えていたため、「歩いてみよう」という無理難題の行動をとった。

そういった祖母への働きかけの中で「参考になれば」と思って買ったのが、今日のこの本。
「今現在の祖母の体で、できることはやってみよう。動く部分は、動かしてみよう。」と言う気持ちが自分の中には強くある。何でもかんでも介助してしまったら、できるものもできなくなってしまう。だから「可能な限り」、祖母には動いてもらうようにしたい。

学校を退学して、もうすぐ1年。志半ばで学校を辞めてしまったが、心の中にはまだ「リハビリテーション」の気持ちが残っているのかもしれない。当初は希望を持って学校に入学した。勉強もハードな中頑張ろうと決めていた。しかし入学して間もなくして倒れ、それからは苦しい日々の毎日だった。そして皮肉なことに、自分が病気であることがわかったのと同時に、その病気・発作を引き起こす要因が「学校の授業」にあったこともわかった。いくら作業療法士になりたいと思っても、自分には「解剖」という避けては通れない道があり、その道を通らなければ作業療法士にはなれない。しかし自分の病気の要因は「解剖」であり、作業療法士を目指す自分にとってはまさに「致命傷」であった。だから自分は作業療法士の道を断念した。作業療法士になるために貯めてきたお金もすべて失った。

作業療法士になるために通らなければならないところに「致命傷」が存在する以上、自分はこの道を閉ざされた。
しかしその道を閉ざされても心の奥底には未だに「リハビリテーション」への思いが残っていることに、改めて気づく。特に祖母が療養病棟への入院、特養への入所を目の当たりにして自分自身もできる範囲でケアをするうちに、自然と自分の心の中に「リハビリテーション」への思いがあふれ出ていた。

でも今の自分にはその道に戻ることはできない。経済的な部分もあるけど、何より「フラッシュバック」と「発作」への恐れから、それはできない状態である。ただ「日常生活の中でできるリハビリテーション」があることにはわかった。毎日小さな積み重ねだけど、それを「介護」の中で実践できる可能性があることには気がついた。だからもし自分が「介護の道」に進むのであれば、「余裕のある介護」を提供できる場所に就職したいと考えている。

祖母の入所している特養でのこと。
祖母が「便所」と言ったので、特養内でのケアに関しては職員に任せることにして、トイレの場所までは自分で行ってもらうことにした。しかし祖母よりもワーカーが来るのが先で、ワーカーが来るなり、祖母の足をフットレストに乗せて、トイレに連れて行ってしまった。

この行為、特養の業務としては効率的だと思うけど、本当に「自立への支援」になっているのだろうか?
これが「余裕のある介護を提供できる場所に就職したい」と考える大きな理由である。車椅子に乗って歩いてトイレまで行けるのであれば、それを見守って、トイレについてから介助をすればよいのではないか・・・その部分の「余裕」をどうして持てないのか?
もちろん時間的な「余裕」だけではなく「心の余裕」も持って仕事に挑みたい。

病気のことがあって作業療法士の道は断念したけど、自分の心の奥底には未だに「リハビリテーション」への思いは根強く残っているのかもしれない。

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