単なる「こじつけ」では?
Yahooニュース「<新入社員>06年度は「ブログ型」と命名」
社会経済生産性本部は06年度の新入社員のタイプを「ブログ型」と命名したと発表した。ブログとはインターネット上の日記で、誰でも気軽に自己表現し、読んだ人と交流できることから利用者が増えている。生産性本部は新入社員の「表面は従順だが、さまざまな思いを内に秘め、時にネット上で大胆に自己主張する」という特徴がブログに通じるとしている。
企業や大学の採用、就職担当者ら約40人から新入社員の特徴を聞いたところ、「厳しい就職戦線に勝ち抜いてきただけに、上司や先輩のあしらい方にたけているが、目立たず無関心に見える」「さびしがり屋で、自分を認めてもらいたい強い欲求を持つ」「認められると思いがけない力を発揮する一方、本人の気分や他人の評価ひとつですぐなえてしまう」などの意見が出た。
「温かいまなざしと共感が、育成のカギ」とする声もあった。(毎日新聞)
ブログ型、ですかぁ・・・それってちょっと「こじつけ」じゃないですか?
ちなみに「社会経済生産性本部」がここ最近過去につけた新入社員のタイプは、以下のとおり。
平成18年「ブログ型」
表面は従順だが、様々な思いを内に秘め、時にインターネット上の日記を通じ大胆に自己主張する。繊細な感受性とブログ的なネットワーク力に優れるが、パソコンに語るだけに止まる傾向もある。平成17年「発光ダイオード型」
電流を通すと、きれいに光るが、決して熱くはならない。(=ちゃんと指導すると、いい仕事をするが、冷めている)平成16年「ネットオークション型」
ネット上で取引が始まり、良いものには人気が殺到しささっと売れる一方で、PR不足による売れ残りも多数。一方で、ブランド名やアピールに釣られて高値で落札したものの、入手後にアテが外れることもある。平成15年「カメラ付ケータイ型」
その場で瞬時に情報を取り込み発信するセンスや処理能力を持ち、機能も豊富だが、経験や知識がなかなか蓄積されない。また、中高年者にとって使いこなしきれない側面もある。(「社会経済生産性本部」ホームページ、平成18年3月28日報道発表資料より。)
ちなみに自分が大学を卒業した平成13年の新入社員(実際には入社しなかったけどね・・・)に対しては「キシリトールガム型」と命名されており、その内容について「種類は豊富、価格も手ごろ。清潔なイメージで虫歯(不祥事)予防に効果がありそうで、味に大差はない」というもの。また自分が社会人となった年が、平成15年の「カメラ付ケータイ型」。でも正直なところ、これって全部時代を表す言葉に「最近の若者の特徴」を当てはめて発表しているだけに過ぎないように感じるのは、気のせいであろうか?ハッキリ言って、自分の場合はもしかしたら今回の「ブログ型」にも当てはまるかもしれないし「発行ダイオード型」にも当てはまるかもしれないし、「カメラ付ケータイ型」にも当てはまるかもしれない。結局のところ、何となく「無難」なところをその時代の風潮にあわせて発表しているだけに過ぎないんじゃないの・・・と思うのは、私だけでしょうか?
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