何事も、経験。
今日は午後から散歩に行く予定だったけど、思ったよりも北風が寒く感じるため、一部の利用者は中止。
その代わりに、室内で活動をすることに・・・(ホントはちょっと色々と書きたいことがあるけど・・・差し控えることに。)
「もう週末だし・・・」との思いから、自由に過ごせばいいかなぁ・・・と思い、利用者のやりたいこと・希望することを可能な限り聞いて、それをすることに。すると「ゆっくり休みたい」とのことだったので、1人は車椅子から降ろして横にして、もう1人は車椅子のバックレスト(背もたれ)を倒してゆっくりとすることに。午前中に作業活動を行っているから、午後は無理してやる必要もないかなぁ・・・と考えていたので、利用者と話をしながらのんびりと過ごすことに。
その後、利用者2人を連れて施設内にある売店へ。普段は常時作ってある麦茶をお茶として出しているけど、今日は売店で好きなものを買って飲むことに。で、2人に順番に買物支援を行う。そして戻ってきて、介助。
とまぁ、ここまではまぁ日常の話。買物の支援(お金関係)についても、最近では「日常の一環」として行っていること。
しかし今日の本ネタはここから。
短めの散歩に行ってきた利用者が戻ってきて、その利用者にも「せっかくだから、売店で何か飲み物でも買ってくる?」と聞くと、最初は「いらない」と言うジェスチャーをしていた利用者だったけど、「ほら、この前売店で自分で好きな飲み物買ったよね。また、買いに行く?」と聞くと「ウン」のアピール。そのため売店に行くことにしたけど、既に自分は早退する人の連絡ノートを書いている最中だったため、他の人が付き添いに行くことに。
そしてその5分後・・・利用者が買ってきたのは、野菜ジュース。
正直見たとき「エッ?マジで買ったの?」と言う印象。あまり水分を取ることが好きじゃない利用者が、なおかつ野菜もあんまり好まない利用者が嬉しそうな顔をして、野菜ジュースの缶を振りながら戻ってきた光景に「これ、きっと『ヴェ・・・』の反応を示すぞ・・・」と予想。そして案の定、野菜ジュースを飲んだ利用者の反応は・・・「ヴェ!」
やっぱり、予想通りの反応。「何で買ってきたの?」と思ったけど、本人がどうしても・・・との強い要望から買ったとのこと。きっと利用者にとっては缶のラベルが鮮やかで、美味しそうに見えたのだろう。ただ中身が「野菜ジュース」であることはわからず、頭の中ではきっとラベルから判断して「甘い飲み物」と思っていたのだろう。ところがどっこい、実際に飲んでみたら自分が想像していた味と全く異なり、予想に反した味だったため「もう、いらない・・・」と言う反応になった。
うーん、こう言う結末になることは、利用者はわからないかもしれないけど職員は十分に想定していた。
そして、想定どおりの結果になった。でも「結果がどうなるかわかっていること」であっても、良くも悪くも「経験」をすることは大事だと思う。たしかに今回のこのケースは「お気の毒さま・・・」としか言いようがないが、体に悪影響を及ぼすものでなければ体験していいと思う。今日の野菜ジュースは、まさに「色んな飲み物があることの勉強代」になっただろう。
でも・・・その反応を周りの人に言いふらしている姿も、また面白いんだよねぇ・・・(^^♪
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