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2006.02.04

コトバ★「パニック障害その3」

ここ連続して「障害者自立支援法」の内容に踏み込んできたので、今回はちょっと視点を変えて、別のことを「コトバ」として取り上げたいと思います。
今回のコトバは「パニック障害」の第3弾です。

第1弾では「パニック障害」について、第2弾ではパニック障害に向き合っている自分自身の「今」について書きました。今回はパニック障害の具体的な治療について、話したいと思います。

現在自分は2週間に1回の割合で心療内科に通院しています。通院を始めて半年を越えたところです。正直自分自身も心療内科に通院することに関して若干の抵抗がありました。パニック障害と診断される前も一度だけ「今の自分の状況はヤバイ状態なのかも・・・」と思い心療内科に行ってみようかなぁ・・・と思ったこともありましたが、そのときは「そんなことぐらいで病院に行くなんて、女々しい」と思い、結局行くことなく「精神論」で乗り切ってしまいました。しかし去年の4月に「てんかんの疑い」と診断されて以降、急速に自分自身の心は弱体化していっていました。学校と仕事、そして病気・・・本来しっかりしなければならないはずの自分が、ガタガタの状態になっており、次第にその状態は「心の悲鳴」となって少しずつ体調面に現れるようになりました。そしてとうとう自分自身で限界を感じるようになり、最初の主治医の先生が知っている心療内科の先生の元へ行きました。しかし・・・最初の先生とは相性がよくなかったのか、あんまり話を聞いてもらえることもなく、自分が求めていることに対して応えてもらえない状態でした。そのため、結局その心療内科には自分から行くことを断念しました。「行っても、自分の思っていることを伝えることができない」と言う気持ちからでした。

その一方で自分が「てんかんの疑い」と診断されたことに対して「てんかんではない」と信じる母の存在がいました。てんかんの診断の際は母も同席し主治医に色々と聞いたりしていました。その後母は普段は滅多に自分から使うことのない「インターネット」を自ら継いで、慣れないYahoo検索を使って「てんかん」のことについて血眼になって調べていました。そんな中、母がある病院のページを見つけ、その病院の受診を勧めてきました。ちょうどその頃は自分も最初に行った心療内科での治療を断念したときのことだったため、「じゃ、その病院に行ってみようか・・・」と言うことで行くことにしました。
その病院こそが、今の自分の主治医となっている心療内科です。

前の主治医から紹介状を書いてもらい、一方で自分自身の成育歴や発作歴・発作状況などをまとめて初診に臨みました。当然慣れない場所であり、不安のほうが先行しており、たぶんそのときは表情は死んでいたと思います。そして診察が始まり、問診をして出た結論が・・・「まず、てんかんではないだろう」と言うこと。さらに本当にてんかんではないのかを鑑別するために、今まで「てんかん治療」として飲んでいた薬を断薬した上で脳波検査を実施。

その結果が「脳波に異常波は見られるけど、てんかんの波はない」と言うこと。そして今までの発作はすべて「パニック」で説明がつくとのこと。ここで初めて自分が「パニック障害」であることが判明したのです。診断されてしばらくの間は「てんかんだったりパニック障害だったり、何なんだろう・・・」と受け入れがたくなっていた自分がいましたが、何度か通院し、また診断後も突然襲ってくるめまいや頭の血の気が引けていく感覚などが「パニックの1つ」と説明されることによって、今ではちょっとした体の変化に対しても「あ、今パニックがおきている状態なんだ」と冷静に分析できるようになりました。以前は「何だ、何だ・・・どうなっているんだ?」と言う感覚があり、またパニック障害と診断されるまでは「原因が特定されない失神」=自律神経失調症やら血管迷走性失神などの二転三転する診断を受けていたので、「パニック障害」とわかったことで、引っかかっていたものがすべてなくなった気持ちです。そして何より、主治医に対して自分の思っていることや考えていること、不安なことなどを無条件に聞き入れてもらえることが、自分にとって「良い医者」を見つけることができたのだと思います。そして「息子はてんかんじゃない」と思い続けた母の存在も大きいでしょう。

さてだいぶ話はそれてしまいましたが、パニック障害の治療は「薬物療法」と「精神療法」の2つが中心となります。現在自分は両方を受けている形になります。服薬が「薬物療法」で、定期的な通院が「精神療法」となります。(通院治療は治療上の名目は「通院精神療法」となります。)自分が受けている「通院精神療法」とは、次のように定義されています。

 通院精神療法(簡便型精神分析療法を含む。)とは,統合失調症,躁うつ病,神経症,中毒性精神障害(アルコール依存症等をいう。),心因反応,児童・思春期精神疾患,人格障害又は精神症状を伴う脳器質性障害等(以下本項において「対象精神疾患」という。)のため社会生活を営むことが著しく困難な通院患者(通院患者の著しい病状改善に資すると考えられる場合にあっては当該通院患者の家族)に対して,医師が一定の治療計画のもとに危機介入,対人関係の改善,社会適応能力の向上を図るための指示,助言等の働きかけを継続的に行う治療方法をいう。(平16.2.27保医発0227001より)

カルテを覗くと、自分の場合は「対人関係の改善」にチェックがされており、その部分がネックになっているみたいです。事実、自分が不安に思っていたり感じていた入りする部分はまさに「対人関係」に関わっている部分が多く、その部分に対しての治療を継続している状態にあります。「無条件に聞き入れてもらえる」と言うのは、まさにこの部分に関係してくるところだと思います。また学校を退学したのも「今(当時の脳波検査後の状況)の状況はかなりストレスが大きすぎる状態であり、何かをセーブする必要はある」と助言を受けて決断しています。

一方「薬物療法」は「パニック発作を抑える」を目的に行うものです。第1弾でも取り上げているように、パニック障害の原因についてはまだはっきりと解明はされていませんが、最近の研究では脳内神経伝達物質である「セロトニン」や「ノルアドレナリン」のバランスが乱れることにより発症すると考えられるようになっています。また因果関係は証明されていませんが、ストレスなどの心因的なことが原因で発症するケースも考えられています。
そのため薬物療法の中心となるのは、セロトニンやノルアドレナリンに直接作用する「選択的セロトニン再取り込み阻害薬」(SSRI)や「セロトニン&ノルアドレナリン再取り込み阻害薬」(SNRI)を用いるケースが多いです。自分が現在服薬している「ルボックス」と言う薬はSSRIと言う種類の薬です。ちなみにSSRIとSNRIは元々抗うつ剤として開発された薬であり、前述の「セロトニンの関係」がわかるようになってきて、SSRI・SNRIをパニック障害の治療に応用するようになっています。

またパニック障害の特徴の1つに「予期不安」や「広場恐怖」があり、不安が伴うことがあります。そのためSSRI・SNRIとともに抗不安薬を併用するケースもあります。自分の場合も不安が強く現れる方なので、現在は「ワイパックス」というベンゾジアゼピン系の抗不安薬が処方されています。(このほかに、不眠症の改善として睡眠薬も投与されています)

治療は薬物療法と精神療法で行って行きますが、それ以上に重要なのは「周囲の理解」です。
自分自身もそうですが、周囲の理解がないと精神系の疾患の治癒・寛解は難しい部分があります。ですので周囲の人が障害や病気を理解しようとする気持ちがあるだけで、だいぶ楽になるものだと思います。だからと言って「接し方を変えよう」と言っているのではありません。普段どおりに接すればいいのです。そして病気のことが出てきたときは「あっ、そうなんだ。」と普通に接していけばいいのだと思います。

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