余裕?無気力?
このところ書く時間帯が早くなっているblog。たしかに「夜は重い」との敬遠から時間帯が早まっているのもあるけど、もう1つの理由は「早く休みたい」ということ。今までは考えられなかったけど、今では帰りの電車では必ずと言っていいほど居眠りをしている状態。そんなに激しいことはしているつもりはないんだけど・・・不思議。
まぁ心理的な部分もあるのも事実だろう。今日のお昼なんかも、そんな感じ。
今日は食事介助に入っていて、比較的食事介助をするのは楽な場所だった。ただ1つ問題になるのは・・・「問題行動」を時々する利用者がいるということ。そして今日、自分がその利用者の食事介助に入って初めてそれをやられてしまいました。
何をやられたかって、それは「食事のばら撒き」。
以前から「たまに食器を投げることがある」との事を聞いていたが、ここ最近はその傾向が著明に見られるようになっており、それを防止するためにトレーなどをガムテープで止めて、簡単に投げられないようにしていた。もちろん自分もその利用者の真横について、その気配があったら止めるつもりでいた。
しかし食事介助はその利用者だけを見ていればいいのではない。他の利用者も見なくてはならない。
で、利用者の一人が床にボトボト落としながら食事をしていたため「オィオィ・・・」と言いながら席を立ち、その利用者が落とした食事を拾って処理をしていた時・・・その「一瞬」をつかれて、食器が投げられてしまった。もちろん、中身も入っているので、食事もばら撒き。
でも不思議なことに、投げられても焦る気持ちはなかったし、何の感情もおきなかった。
「感情がおきなかった」と言うよりは「あ、やったのね・・・」程度の気持ち。すぐさま撒いた利用者に対して「はい、拾って」と指示。いきなり雑巾で拭くわけにはいかないので、まずは大きなもの(おかず類)を拾って、残飯入れに捨てさせる。そしてその後に「はい、雑巾持ってきて、拭いて」と指示。ホント、淡々と何事もなかったかのように対応をしていた。でも心の中では「ったく・・・面倒な手間を取らせやがって・・・」と思っていたのも事実。でもそう思ってもそれを「感情」として出してしまうと、利用者の思うツボになってしまう。だから淡々と、何事もなかったかのように対応をした。
個人的に推測をするに、この利用者の場合の数々の「問題行動」は「注目を集めたい」と言う気持ちから派生している行動ではないか、と推測をしている。今回の「食事ばら撒き」も、食事を意図的に投げることによって誰かがそれに反応し、注目を自分に向けてくれる・・・仮にその注目の内容は「叱責」であったとしても、本人にとってはそれで満足感が得られているのかもしれない。今日もこの食事ばら撒き行動以外に、不適切な行動は幾つも見られた。その行動をするたびに、職員から注意を受けたりもしていた。もしかしたら、この利用者にとっては「注意を受ける」ことが自らの欲求充足の手段にしているのかもしれない。つまり「注意を受ける」ことが本人にとっては「快い」と思っているのかもしれない。
まぁ、だからと言って不適切な行動をとったときに、その内容が明らかに間違っていることに関して何の教示もしないというのは、やっぱり違うだろう。本当であれば「無視」することによってマイナスの行動が消えることが一番望ましいのだが、なかなかそう一筋縄ではいかないのが実態。利用者個人だけに発生している問題であればそれで対応ができるかもしれないけど、その利用者以外に他の利用者や「モノ」を巻き込んで、言い方を変えれば「一歩間違えたら他者に危害が及ぼす恐れのある行動」であれば、やはりそれは対応をせざるを得ないことであろう。
ただ「無視する」と言う行動が最終的にプラスに転がるのか、マイナスに転がるのかはわからない。
プラスに転がれば問題行動はなくなるが、もしマイナスに転がってしまえば、更なる問題行動・より強い不適切行動に移行しかねないことも事実。その部分をまだ見極められないのが実態・・・というか、あんまりそういうことに関しての「ケース会議」をしているないのが、今の施設の実態。前の施設はこういったケースがあれば即ケース会議にかけられることだと思うけど・・・やっぱり施設やその種別によって、やり方は違うんだなぁ・・・と実感。
まぁ自分自身も「臨時職員」であり、正規職員に比べ「時間の制約」があるためにそれが現実的にできない、と言う問題があるのも事実だけどね・・・やっぱり施設職員はなるべく「常勤」だけでやっていくのが、理想なのかな・・・と感じる、今日この頃です。
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