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2005.11.26

コトバ★「支援その4」

今日のコトバは「支援」の第4弾。コトバで取り上げるのは4回目、その他のときを含めると、数え切れないほど「支援」のことに関しては触れてきていると思います。(「支援」に関する内容の場合は「福祉」のカテゴリーで書いていますので、その中からピックアップしてもらえれば・・・と思います。)

これまで「コトバ」として触れてきた「支援」としては
 第1弾・・・身近な生活の中でふと感じた「支援とは?」について
 第2弾・・・福祉サービスとしての支援の考え方について
 第3弾・・・利用者にとって「より良く生きる」ための「支援」について
それぞれ書いてきました。そして今回のテーマは「生活と支援」です。

「生活と支援」・・・ある意味、「支援する」ことの原点に立ち返るないようですが、今回は別に自分の働いている現場だけに言えることではなく、社会福祉全体として「支援」と言うものを考えていく上で当然であり重要なことなのかなぁ・・・と感じることです。と言うのは、プライベートで今、こう言うことが起きています。

現在、私の祖母が入院生活を送っています。入院主訴は「摂食困難」であり、動きが著しく低下してしまったため、家庭内介護ではどうにもならない状態に陥ってしまい、医療受診をして入院をさせてもらっている状態です。その後「2週間前後が退院の見込み」と言うことでしたが、既に3週間を経過し、もうすぐ1ヶ月になろうとしています。一応一通りの検査をしたのですが、Drの診断は「異常なし」、いつでも退院していいとのことでした。
しかしながら、高齢者が専門ではない自分から見ても、現状のままで退院して家庭ですごすことはあまりにも無謀なことであり、到底家庭復帰などは考えられる状態ではないことは明らかでした。その理由が「嚥下困難」であることと「ADLの著しい低下」、そして「認知症の進行」の3点でした。ADLの低下に関して独歩困難であり、独歩ができないのに家庭での生活が営めるわけはなく、嚥下困難に陥ってしまった祖母の食事を準備する環境など、あらゆる面での「祖母を受け入れることの出来だけの環境」が整っていない以上、家庭復帰は無理と私は判断しました。しかし病院からしてみれば「できれは早く出て行って欲しい・・・」みたいな状態らしい。にもかかわらず、リハビリを担当しているPT・OTや医療相談室のワーカーからは「自宅で介護するのは、相当困難だと思いますよ」との助言。結局「どーすればいいの?」と言う状態になり、今日は主に介護を担っている伯母さんと伯父さん、そして私の母と私が老健に行ってきました。正直「なんでいきなり老健なん?」と思った部分もあったのですが、とりあえず行ってきました。(ちなみに伯母さんは祖母と「嫁と姑」の関係、直接の血縁はありません。)

で、行った結果は・・・祖母に関することに関しては何の収穫もありませんでした。
「老健に行った」のは、単なる「老健内の見学」であり、具体的なことや状況などは老健はおろか、その方向性すら伯父さん・伯母さんの間でも固まっていない状態でした。いわば「病院から出て欲しい」とのことにオロオロしてしまって、当座どうやってこの状況を切り抜けるか・・・ということを考えるので精いっぱいの状態に思えました。

たしかに伯父さん・伯母さんの気持ちはわかります。できることなら、自分が色々言いたいのですが母から「ストップ」がかかっているので何も言えない状態で歯がゆい限りです。「何で言えないの?」と思わず母に問いただしたりもしていますし、とうとう思わず「(祖母は)あなたの母親でしょ?」と言ってしまったくらいです。ちょっと母親にもプレッシャーと言うか、ジレンマに追い込んでしまったのかなぁ・・・とちょっと反省をしています。

このケースとは全く別問題ですが、今働いている職場でも、利用者の支援の方向性について検討を要するケースがあります。そのケースは来週ケース会議が開かれる予定ですが、雰囲気的には私の祖母のケースと何となく共通点があります。どんな共通点かと言うと、「長期的視点の欠如」と言う問題です。

今回の問題、自分が考えるに「今目先のことしか見えていなくて、これから先どうして行くのか?」が全く考えられていない状態に思えました。たしかに「目先の問題を解決する」ことは必要なことですし、その問題が解決されなければその先には進めません。しかしそれと同時に、その問題を解決すればまた新たな問題が出てくるのも事実です。つまり問題が出るたびに「目先のこと」ばかりに視線が行ってしまっては、結局のところ「この人(利用者)はどこに向かっていくのか」がわからなくなってしまうのではないか、と考えます。その意味で、支援をするに当たっては「長期的目標⇔中期的目標⇔短期的目標」のそれぞれの段階を踏んだ「目標設定」が必要なのではないか、と考えます。これが「長期的視点」と言うものであり、私的に言うのであれば「ライフプランの設計」を支援することの必要性を強く感じています。

例を挙げた祖母、私の祖母は現在82歳です。いわば、人間の平均寿命に十分に近づいている年齢であり、悪い言い方をしてしまえば、いつ逝っても不思議ではない年齢になっているわけです。余談ですが、私の曽祖母(ひいばぁちゃん)は92歳で他界しました。このことを考えると、曽祖母が亡くなった年まで、あと10年となります。

仮にあと10年を「祖母の生活する期間」と考えた時、この「10年」をいかに祖母らしく生活をしていくかを考えていくことが「ライフプラン設計」の基本にあります。「ライフステージ」や「ライフコース」、「ライフサイクル」と言う言葉がありますが、私の場合はあえて「ライフプラン」と言う言葉を使います。

何故「ライフプラン」なのか?
それぞれの言葉を意味を簡略に説明すると

・ライフステージ:個人の一生の発達過程に見られる諸段階
・ライフコース:社会的存在としての個人の生涯にわたる加齢過程
・ライフサイクル:生命体の一生に見られる規則的な変化のパターン
(以上、有斐閣 現代社会福祉辞典より引用。)

つまり私が考えている「いかにその人らしく生きていくか」と言う考えに基づいた場合、これらの言葉には当てはめにくいと考えており、これらの考え方よりも「いかにその人らしく生きていくかの『設計図』を作ること」の方が本来の「支援」としての考え方にふさわしいのではないか、と考え、あえて「ライフプラン」と言う言葉を作ってみました。このことを祖母に当てはめた場合、仮にあと10年生きることができたと考えた場合、現状の祖母のADLや介護をするための家庭環境の状況などを考慮した場合、最終的には最期を「在宅」で迎えるか、あるいは「施設」で迎えるか・・・という、シリアスな部分まで考えていかなければならないと思います。もちろん目先の問題を解決することが重要であることは言うまでもなく、その問題が解決しなければ先には進めません。先に進むためには目の前にある問題を解決しつつも、中・長期的視点でどのような道を歩んでいくのかを考えていく必要があると思います。その「モデルケース」を作っていくことが、「生活における支援」の1つではないのかな、と考えています。

個人的に考えるに、ライフプランを立てる際は「長期目標→中期目標→短期目標」の順に考えていくことが必要なのかなぁ・・・と考えています。長期目標で「大まかな将来像」を捉えた上で、中期目標として「将来像に近づくために必要とされる目標」を設定し、短期目標において「中期目標に達するために解決すべき問題」と考えていくと、ライフプランの立案が比較的容易ではないかと思います。もちろんライフプランは一度作成したらその通りに進む必要はなく、状況が変化した場合はすぐにプランの見直し・修正をしていけばよいことであります。重要なのは「主軸となる方向性」、すなわち「最終的に、どのような『像』を描いているのか」を見出していけばよいのではないかと考えています。回り道をすることがあっても、結果として目指している方向性に進んでいれば良いのであり、逆に目指している方向性に限界が見えてきてしまった場合は、もう一度ライフプランを立て直せばよいことなのです。人間の体には骨格(骨)があって筋肉・脂肪がついているように、支援も支援の軸となる「骨」がなければ、肉付けすることができません。今祖母に必要なこと、それは「今後祖母をどのような方向性で残りの人生を歩んでもらうか」、その主軸を考えることでしょう。
この考え方、高齢者分野に限らず、すべての分野に当てはまることであると考えています。

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