しっかりと選別をした上で
今日は結構書きたいことがある。
車の納車、仕事中の出来事、杉浦センセーの会見・・・などなど。でも福祉系で押しているblogだから、この記事を見つけたら、やっぱりちょっとは触れておく必要もあるのかなぁ。
(あ、杉浦センセーのことは最後にちょこっとだけ。)
特別養護老人ホームなど介護施設の食費、居住費が10月から介護保険制度の給付対象から外れ、全額自己負担となる。食費、居住費は施設が自由に設定して利用者と契約する仕組みに変更。入所者の8割を占める低所得者には負担上限額が設けられる。厚生労働省は、特養で介護サービスの1割負担を含め月額2万~3万円程度の利用者負担増になるとみている。(共同通信社)
とうとう介護保険施設では食費と居住費(いわゆる「ホテルコスト」)が徴収されるんですね。
でもこれってある意味普通の流れ。何歳になっても食事をすることは生きていく上で当然のことだし、健康な人であれば食費はすべて自分で負担しているはず。そして通所施設で昼食を提供する施設では、「給食費」として徴収を行っている。この流れを考えれば、食費などを保険給付の対象から除外して完全実費負担にするのは、ある種当然の流れになるかもしれない。きっとこの流れが定着すれば、障害者施設でも同様のことが起こるだろう。
もっとも、今の流れは「障害者自立支援法」がそのまま成立してしまう流れになっているので、現行の「支援費制度」ではなく新法で対応することになるだろう。そして新法には、キッチリ「特定費用」として明記されているし。
いや、お金を取ることに反対をしているわけじゃないですよ。「コトバ★障害者自立支援法案その3」でも触れていますが、きちんと吟味した上で、合理的に説明のできる理由をつけてお金を徴収するのであれば全く問題ないと思います。高齢者だから食事が変わるのか、障害者だから変わるのか・・・という問題ではなく、高齢者であれ障害者であれ「生きていく」うえでは食事は必要だから、そのために提供される食事については健康な人と同じように食事代をいただきます、と言うのは「不合理な理由」ではないはず。むしろ当然の理由であり、元気な高齢者から見れば「私は自分で食事を買っているのに、どうして施設に入れば不要になるの?」という不公平感が出ても決しておかしくないこと。障害者の領域でも健康な人から見れば「障害があるという理由だけで食事の面倒まで国が見るなんて・・・」と言う声だって聞かれるかもしれない。だから必要と判断して徴収する分には全く依存はないのです。
今回の自立支援法案で問題になっているのは、その「徴収方法」が適切ではないからと言うのが一番大きいのです。
今日会見をやっていた杉浦センセー、奔放な発言、結構じゃないですか。
あなたの政党には、昔「ハマコー」っていう、自由奔放な議員さんがいたじゃないですか。
今のあなたのボスは、ちょっと前まで「軍人・凡人・変人」の1人に数えられていましたよ。個性ある人ですよ。
まぁ「料亭行ってみたい」発言はちょっと目をつぶるとして・・・あなたの言っていた「議員給与は○○○万円ですよ!」とか「グリーン車タダで乗れるんですよぉ!」と言った自由な発言、それは率直にあなたが思った「驚き」の発言ですよね。いいじゃないですか、そうやって国民に「議員ってこんなに厚遇なんだ」って教えているのですから。だから変に生真面目にならないで、もっと自由に、のびのびとやってくださいよ。今日の会見に、あなたらしさはこれっぽっちのかけらもありませんでしたよ。そうやって昔さながらの議員や厳しい有権者に叩かれて、博のある議員になるのですから、今から背伸びをしないで、あなたらしく国会で「遊んで」ください。
やるときはやる、それさえできればいいんですからね。
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