治療開始
「コトバ★てんかん」と「もやもや感」に色んなコメントを頂き、ありがとうございます。本来ならリアクションを起こすべきなんだと思うんですけど、まだハッキリとしたことが言えなかったので、コメントだけ頂いていた状態を続けていました。
今日は仕事を休んで、病院に行ってきました。主治医の先生からも説明を受けました。
結論としては「脳波には異常は見られなかったけど、これまでの状態を見る限りでは、てんかんの可能性がある」と言うことでした。100%てんかんではないものの、その可能性も残っており、予防的観点からも服薬での治療を始めていきましょう、と言うことで今日から服薬が始まります。
Drからは「今回はてんかんの波が出なかったけど、目覚めている時に波を捉えるのは難しい。今回は結果的にシッポをつかめなかっただけかもしれない。一番いいのは発作が起きているときの波を捉えるのが一番だが、それはなかなか難しい。もちろん、てんかんではないかもしれないけど、てんかんが潜んでいることも考えられる。」とのことでした。結局のところ、てんかんであるか否かは「グレーゾーン」といったところかもしれません。
ただ最近の状態をDrに伝えると「自律神経が起因している可能性もある」と指摘を受けました。
実はDrの診断を受ける前に、学校の先生(肩書きはDrの人)にてんかんについて「(自分が見たくない・目を背けたい・グロい)映像や情報が発作の誘引刺激になり得るのか?」と質問すると「その人にとって強いストレスと感じるようなものであれば、それはあり得る」とのことだった。
そして今日はDrにこの1週間の気分や状態について話すと「自律神経のバランスが崩れている部分もあるのかなぁ・・・」とのこと。
そこで使用する薬の選択の話になったのだが、最初は「デパケン」を考えていたとのこと。
しかし最近の自分の状況を話したところ、薬辞典を見ながら「リボトリール」と言う薬を選択した。この薬もデパケン同様「抗てんかん剤」の1つ。ただ薬の説明の中で「この薬は抗てんかん剤だけど、自律神経を整えるためにも処方することがあるとのこと。色々と説明をしてくれたので、一応は納得して診断を受け止めることにしました。
結局のところ、今回のがてんかんなのか、そうでないのかはハッキリしませんでした。
ただ薬を飲むことによって、今の不安定な状態が安定するのであれば、また発作をうまく抑制することができるのであれば、それは自分にとって良いことであるので、まずはこの治療を受けていきたいと思います。その上で、今後どうして行くのかを考えていきたいと思います。
今回の件に関してコメントを頂いた皆さん、本当にありがとうございます。
これから自分の気持ちに合わせて徐々にレスを付けていくことになると思いますが、すべてのコメントには目を通しております。色々と不安になっている自分に対して情報を教えていただいたり、励ましを頂き、大変感謝しています。もちろんまだ完全な状態には戻っていませんし、心から気持ちが安定しているか・・・といえば、それはウソになりますが、でもこれは自分に与えられた「運命」と思い、真正面から立ち向かっていくしかないのかもしれません。福祉の専門職としては自分の現状を受け入れているつもりなのですが、一個人となった時にはまだ受け入れられていない自分がいるのかもしれません。
でもこれからは、一個人としての自分も現実をありのままに受け止め、前向きにやっていこうかなぁ・・・と思い始めています。
きっとすぐに「前向きになりました」とは言えないかもしれませんが、徐々に自分のペースに戻していきたいと思います。
多分これからもこのblogで弱気な一面や、かなり気分が落ち込んでいる日があるかもしれませんが、それもまた「今日のMitakeの姿」と思っていただければと思います。
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コメント
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Mitakeさん、
治療を開始することにしたんですね、今のMitakeさんにとって、最良の選択だと思います。
福祉の仕事をなさってるとのことで、なおさら仕事中に倒れられたりすると困りますし、一番困り、傷つくのはMitakeさん自身だからです。
わたしも「病気を受け入れてつきあっていく」という事、そうしているつもりなのに最近はまたうらんでしまっています。
自分の運命に。
てんかんは、一度なってしまうと本当にやっかいな病気です。特に精神的に。
リボリトールですか、私には合わなかった薬です(^^;人によってちがいますからね。
毎日忘れずに飲み続けてくださいね、
それから・・・がんばって前向きにならなくてもいいと思いますよ。
楽に、楽にしてください。
投稿: maririn | 2005.04.29 09:16
コメント、ありがとうございます。
何より一番心配したのは、自分の疾患によって利用者さんに何かあったりすることがないか、と言うことでした。ですから「てんかんの疑い」といわれた時点で、仕事を辞めることも考えましたし、作業療法士の道も諦めることも決意しました。
ただ、職場の上司からは「薬を飲めば大丈夫でしょ。仕事も続けられるでしょ。」と励ましの言葉も頂いて、もう少し頑張ってみようかな・・・という気持ちになれました。作業療法士のほうも「結論は、今出さなくても良い」とのことで、今のところはこのまま続けていこうかな・・・と思っています。
リボリトール選択の理由は、自律神経への作用も考慮して、とのことでした。処方量もまだ0.5mgで、就寝前だけです。これから様子を見ながら徐々に調節していくとのことなので、主治医のDrと相談しながら治療を続けていこうと思います。
暖かい励ましの言葉、ありがとうございます。
そういっていただけるだけでも、気持ちが楽になります。
これからもどうぞ、遊びに来てくださいね。
投稿: Mitake | 2005.04.29 18:20
Mitakeさん、ウェルでは、お世話になりました。自律神経のバランスの崩れは、ちょっとした事でも、起きるようです。
私も、自律神経のバランスはよくありません。
数年前に、Drから、”自律訓練法”をいう話があり、臨床心理士の指導を受けました。
今は、我流になってしまってますが、私とって、薬だけでなく、何かの時の”薬の代わり”のようなものになってます。
自律訓練法のおかげか、緊張しやすい面も
少しずつですが、和らいだりしてるようです。
今の時期は、心身とも不安定な時期だと思いますので、くれぐれもお体ご自愛下さい。
投稿: ミップー | 2005.05.01 01:15
ミップーさん、ウェルではそんなに大したことはしていないので・・・(汗)
自律訓練法は、自律神経関係のページを探していたら、なんとなく見かけることがありましたので、今度ゆっくり探してみてみますね。
多分4月からいろんな意味で環境が激変したので、その部分も背景にあるのかもしれませんね。もちろん倒れてしまったのは環境の変化だけとは限らないんですけどね。
このGWは、できるだけ自分の好きなことをしながら、なおかつ休息するように心がけまーす。
投稿: Mitake | 2005.05.01 18:24