この歳にして実感したこと
ついに動き出した、新生活。
今日は午後から作業療法(OT)の専門学校のガイダンス。しかし天気は雨のため、歩いて学校までに行くことに。学校までは歩いて40分。途中バスなどがあればいいのだが、ちょうどその時間はバスが走っていない時間。仕方がないので歩いていったのだが、雨に加え風も吹いており、そのために服はビショビショ。
ものすごくブルーな感じで初登校をしたのだが・・・
今日のガイダンス、事前の連絡では「始業式にふさわしい格好で」との指示。
しかし自分は半分これを無視。どうも今までの例を見ているとスーツで来ている人がほとんど。でも来週が入学式で、どうして始業式にスーツで行く必要があるのか・・・というより、何で入学式の方が後なの?何で入学式をやってないのに授業が始まるの・・・と疑問だらけの状態。
とはいえ、一応「オトナ」の対応として、チノパンにジャケットを羽織って登校。
でも案の定、周りはスーツがほとんど。きっとスーツで行ってたら、もっとブルーになっていたと思う。
そんなことを思いながらガイダンスは始まったのだが・・・ガイダンスが進むに連れて、なんとなく気分が悪くなってくる。もちろん緊張している、と言うのはあったのだが、それ以上にガイダンスを聞いていて無性にムカムカしてきたのである。
なんだか話を聞けば聞くほど「それってこんなに早く来てやる必要のあることなのか?」と感じていた。
別にやっている内容は配布された資料をそのまま読んでいるだけであって、そんなのは各自で読めば済むこと。おまけに学校説明会でも話した内容を延々とまた繰り返して話している状態。もちろんガイダンスとして必要なことも話しているけど、なんだかその話し方が的を得ていない感じ。要するに「・・・で、何を言いたいの?」と言う印象。そのまま読んでいるだけであって、別に新しいことを説明するわけでもなく、かといって内容そのままの事を話しているに過ぎなかった。加えて、ガイダンス全体の進め方もなんだか要領が悪く、手際が悪い。
フラストレーション、かなり溜まっている状態。正直「こんな学校、やってられねー」と言う気持ちも湧いた。
でも休憩時間に学校の外に出て思ったこと。
今日のこの時間は、これから始まる4年間のほんの数時間にしか過ぎない。
人生単位で言えば、これからあと50年以上続く人生のわずか「ひとかけら」の時間。
こんな程度のことにいちいちカリカリしていては、到底OTとしてやっていけるわけがない。対人援助を職業にするものとしては「致命的」な欠点。
「長い時間」の、ほんのわずかの時間なのだから、もっと前向きに乗り越えなければならない。こんな些細なことで学校を辞めたら、それこそ笑い者であり、安直に逃げているに過ぎないことだ。こんなことでイヤになっていたら、この先何にもできない。いや、できるわけがない。
冷静に自分を分析したら、少しだけ楽になった。
この歳にして改めて「自制」することの大切さを思い知った。常日頃から自制することを心がけていたが、こんな時に自制心が効かなくなっている自分がいた。でもちゃんと「自制心の効かない自分」を冷静に落ち着かせた自分もいた。
きっとまだまだ自分の中には「不安」が山積しているはずである。だからこそ、些細なことでもフラストレーションが溜まりやすい状態になっているのであろう。だからこういう問題は時が解決してくれるはず。焦ってもしょうがないし、感情的に行動してしまったらその時点でアウト。行き詰ったり、息が詰まったら、まずは気持ちをリラックスできる環境に変えることが大事。まだまだ自分は「肩の力が入りすぎている状態」だから、もっとしなやかにならないとね。
新しいクラスも、話せるようになれば面白そうな人がゴロゴロ居そう感じ。
気楽に気楽に、そして気長に気長に。少しは「不真面目」にならないとね。
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