生物としての本能
本日の業務内容
午前、公園清掃。今日の清掃をもって、今年度分の公園清掃は終了。そのことは当時に、自分が公園清掃に関わることが終わることを意味する。まだ来週も1回、体育施設清掃があるから完全に終了とはいかないが、とりあえずは1つの区切りがついた形となる。
午後、明日の行事の準備。
今朝は自宅を出る前は小雨が降っていた。最初は折り畳み傘を持って行こうと思っていたが、出発前から雨だったので普通の傘に。ところが職場に付く頃には晴天。おまけに帰りも7時ぐらいになっているものの、雨が降ることはなかった。一昨日は「しっかりと雨が降る」との予想のもとに普通の傘を持って行ったのに、雨は降らず。そして昨日は「そんなに激しくは降らない」との予想のもとに折り畳み傘を持っていったのに、ザーザー降りでビショヌレ。
ったく、天気予報は当てにならん。それに、どーして傘を持っていくと晴れるんだ?俺は「ポルテ」の宣伝か???
まぁ雨が降らなかったから、午前中に公園清掃に出発できたみたいなもの。
その公園清掃、車で行く日と歩いて行く日の2パターンがあるのだが、今日は後者の「歩いて」のパターン。歩いていく場合は、清掃場所に向かいながら地域奉仕の一環として、道路などのゴミ拾いをしながら清掃場所に向かっている。道路上に落ちているゴミ(ほとんどはタバコの吸殻が多い)は比較的すぐに取れるのだが、生垣などに入り込んでいるゴミなどは、なかなか取りにくい。
そして中には、フェンス越しにゴミがあり、それを一生懸命取ろうとする利用者もいる。
あくまで公園以外のゴミ拾いは「奉仕活動」であるから、必至になって取る必要はない。時間的な余裕もなければ「また今度取ろう」と切り上げてしまうこともしばしば。ただ利用者によっては「こだわり」のために、取らない時が済まない利用者もいる。
利用者の1人が、フェンス越しに落ちているビールのアルミ缶を一生懸命取ろうとしている。
ゴミを取る時は衛生面を確保するために鉄バサミ(炭バサミ)を使っているが、鉄バサミの長さはアルミ缶が落ちている場所にやっと届く長さ。おまけにフェンス越しであり、「アルミ缶」と言う形状の特質からなかなか取ることができない。自分も利用者に「いいよ、無理しなくて・・・」と声かけをするが、諦めようとしない。業を煮やして「もう時間がなくなっちゃうから、取らなくていいよ」と言って終わらせようと思ったその時、利用者が思わぬ行動を取った。
それは「缶をつぶす」と言う方法。
アルミ缶の特性をうまく利用してか、柔らかいアルミの部分を鉄バサミで叩き、掴みやすい形に変形。そして変形させた後に、鉄バサミで採取。
うーん、なかなか頭を使ったな・・・と思う反面、そのような行動に「動物的本能」を感じていた。よく「どうぶつ奇想天外」を見ており、その中でチンパンジーやゴリラ、サルなどの実験を見ているから、余計にそう感じたのだろう。
だけどこういった行動は「人間」としてではなく、動物・生物としての「本能」として供え持ったものなのかなぁ・・・と思う。たしかに彼らは障害を持っているけど、障害を持っていない者でも「発達過程」の1つとして、同じような行動をしているはずであり、その中から技能を身につけているのであろう。今回利用者の取った行動は、その発達過程の1つであり、未完成の状態なのかもしれない。
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