コトバ★「駐車禁止規制除外標章」
今回のコトバは「駐車禁止規制除外標章」。先日の「適正に行われるのか?」に関連しての内容です。
★「駐車禁止規制除外標章」とは?
「駐車禁止規制除外標章」とは、身体障害者などの利便性の便宜を図ることを目的にして、身体障害者本人の運転や身体障害者などの介護等を目的に運転する家族・あるいはこれに準じる者に対して、申請により標章を交付することによって、駐車禁止規制の適用から除外するものです。
標章の交付には条件があり、すべての障害者が標章を交付されるとは限りません。標章が交付されるのは下肢障害者や内部障害者、最重度の知的障害者などです。また標章は都道府県ごとに交付されるので、都道府県によって標章交付の条件などが異なります。
また標章があればどこにでも停められる、と言うわけではありません。規制除外の対象になるのは「駐車禁止規制」の箇所のみで、「駐停車禁止規制」の場所や法定禁止場所、車庫代わり駐車・長時間駐車などは禁止されています。あくまで規制が除外されるのは、駐車禁止規制の箇所のみとなります。
★改正道路交通法への危惧
既に先日の「適正に行われるのか?」で私の考えを述べています。そして私以外にも同様に危惧している人がいるのも事実です。同じ記事にTBをしていただいたSALCONさんもご自身のblog「なんとかなるさ」において、このように述べています。
現在でも「駐車禁止除外標章」を掲示してクルマを駐めているにもかかわらず、チョークで印を付けられたり、駐車違反になってしまうケースが(警察官がやっているのに)あります。とくにミニパトの車内から長い棒の先につけたチョークでひょいひょいと書くときなどは、ダッシュボードの上に置いてある駐車禁止除外標章が見えるはずもありません。警察官が車外に立っていても、駐車禁止除外標章の掲示を確認していないことがあります。さすがにレッカー移動された経験はありませんが(^^;警察官ですらきちんと見ていない(ことがある)ものを民間がやって大丈夫か?? 民間だからかえって大丈夫かもと思わないでもありませんが(^^; 、摘発ばかりを頭におかれてやられるんじゃないかと思うと心配でしょうがありません。いまは委託を希望する企業への説明会が行われている状況ですが、例外もちゃんと説明してくださいよー>警察
クルマに車いすマークのステッカーでも貼っておけば「駐車禁止除外車両かも??」と気が付いてもらえそうですが、わざわざアピールするのは気分的にイヤなので、そういう気はなし。それでもクルマを駐めることについては周囲の配慮が不可欠なので、あまり突っ張ってばかりもいられないんですけどね。(「駐車違反取り締まりの民間委託は大丈夫か??」より引用)
まさに私が訴えたいことは、この部分なんです。
別に駐禁の強化をすることに関しては異論はありません。それは法律で決められていることですし、明らかに円滑な交通の妨げになっている車両はすぐさま摘発すべきです。私も、いくら「駐車禁止規制除外標章」を持っていたとしても、好通量の激しい道路に何のためらいもなく駐車することはできません。そんなことをすれば明らかに円滑な交通が妨げられるのは明白ですから・・・そこまでして公道に停めようとは思いません。もっとも、本当に必要な時に「停められたらなぁ・・・」と思うところには、既に路駐が始まっていることの方が多いのですから・・・
ちなみに私の場合は、標章のほかに「車いすステッカー」も併用しています。併用の詳しい経緯は「コトバ★身障者ステッカー」で述べていますが、私も元々は使用していませんでした。しかし「警察の見落とし」を何度も目撃するようになってからは考え方が変わり、不本意な気持ちも持ちながらもステッカーを掲出するようになりました。
警察が見落とすものを、民間はキチンとできるのか?
もし間違って摘発をした場合、それに対して警察・民間はどのように責任を取るのか。「ゴメン」で済まされるのであれば、ホントに警察は要りませんからね。
もちろん、民間も「知りませんでした」では済まされませんからね、このことは。
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