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2005.02.06

「透明性」って?

@niftyNEWS「違法拘束など行う悪質精神病院を公表…法改正案提出へ」(読売新聞)

 厚生労働省は5日、精神病院で患者の違法拘束などの行為があった場合に、厚労相や都道府県知事が出す改善命令に対する措置が不十分な病院名を公表する制度を設ける方針を決めた。
 通常国会に精神保健福祉法改正案を提出し、2006年10月の実施を目指す。
 病院名を公表することで、閉鎖性が指摘されることの多い精神病院の透明性を高めたい考えだ。今後、病院名の公表方法や指導内容の公表範囲について検討する。
 精神科のある医療機関には、適切な医療が行われているかどうかを確認するため、同法に基づく立ち入り検査が年に1回、都道府県によって行われている。違法行為があった場合は、知事が改善命令を出す。悪質なケースや地方自治体の病院が指導を受けた場合などは、厚労相も改善命令を出すことができる。
 国・都道府県の指導監督の制度は、1984年に宇都宮市の精神病院で、閉鎖病棟内での患者への集団暴行が次々に発覚した事件を契機に導入された。(読売新聞社:2005年02月06日 10時16分)

うーん、「公表」するだけで透明性が高まるのかな?問題の本質は、そこじゃないよね。

別にこのことって「精神病院」に限られたことじゃないし。たしかに精神障害者に対しての処遇においては昭和39年のライシャワー事件、昭和59年の宇都宮病院事件などの契機ごとに、そのあり方が見直されてきた。しかしながら施設内における処遇で問題になるのは、何も精神病院だけではない。「入院・入所型施設」であれば、いくらでも問題発生の可能性は残っている。

福祉施設における問題で一番多くあげられるのは、児童養護施設であろう。とりわけ、児童養護施設「O」で発生した施設内虐待事件については、いまでも児童福祉論としての検討話題としても取り上げられるものである。しかし、このように表面化しているものはほんの一部であって、氷山の一角に過ぎない。以前「コトバ★虐待」でも紹介した知的障害者更生施設「K」の例も、これと同じである。

結局のところ、施設内であることから「人目にさらされていない」と言う意識が自然と身についてしまい、気がついたら「虐待」と化してしまっている、と考えるべきだろう。私は通所施設に勤務しており、施設には介護等体験の学生から地元養護学校の実習生徒受け入れ、あるいは近隣小学校との総合学習の一環でうちの施設にやってきたり・・・と比較的「出入り」の多い環境であることは間違えない。これだけ人の出入りがあるのだから、職員の利用者に対する接し方について問題があれば、当然色んなところで指摘される場面が多くなるだろう。「人目にさらされる」と言うことは、意識の有無に関わらず常に心理的緊張が保たれていることになる。そうなれば、自然と接し方についても「ごく普通の接し方」になるだろう。たとえ「教示」1つをとっても、その方法が社会的・倫理的に受け入れられる方法で行われなければ、大きな問題となるだろう。

別にすべての入所型施設が問題を抱えている、と言うわけではない。
何を問題にしたいのか・・・たしかに公表することは「透明性」と言う点ではよいかもしれない。しかし一番の問題の本質は、直接支援・処遇に従事する「職員」の資質によるものである。いくら公表をしたところでも、職員一人ひとりが問題に対する認識に変化が見られなければ、結局何も変わらないだろう。
重要なのは「透明性」ではなく「職員の意識」なのである。

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