盲点
本日の業務内容
終日、マイレージ会員用のチラシの検品・梱包作業。とりあえずは無事に終わった。
表向きでは「まぁ何とかなるよ」と利用者には言っていたものの、内心は「まだ来るな、まだ来るな・・・」と結構焦っていた。
とはいえ、予定の時間にはキッチリと作業終了。そういう面は利用者の能力の高さを感じます。
自分が担当の利用者、どうも最近は落ち着かない。色々と原因推測をしているが、なかなか決定打となるような要因が見つからない。担当者としては何をアプローチするべきか悩むところ。まぁ休憩中に騒がしいのは「まぁいっか・・・」と考えているが、作業中や日課の最中で落ち着かないのはちょっといただけない感じ。
そんな中、落ち着かない要因の1つになっているであろう事柄を発見。
うちの施設の作業室は1フロアを「棚」でパーテーションにしている構造をとっているが、その利用者(仮にAくん)がパーテーションを越えて作業中にやってくることがある。やってくることは構わない。作業内容をチェックしてもらうために職員のところに来るのだから。ただ、もともとAくんがいるパーテーションのところにも職員はいる。だからわざわざ自分のパーテーションを乗り越えてくる必要はなく、近くの職員に見せれば済むだけのこと。ところがそれをしないため、Aくんにわざと「こっちまで出張に来なくてもいいんだよ」と話す。しかしその声かけには無視。
そのときの状況は若いアルバイトの女の子がいたから、ただ単に「若い人に見てもらっている」のだと考えていた。あるいは、近くにいる職員からAくんの意にそわない作業の指示があったために「その職員から言われることを避けて」いるのではないか、と考えていた。
ところが、今日はアルバイトの女の子はお休み。Aくんの近くの職員も特に意に沿わない指示は出していない。にもかかわらず、パーテーションを越えてやってくる。「アルバイトの子がいないのに、何でだぁ・・・」と頭をひねっていた瞬間、「出張」の原因がひらめいた。原因は「利用者」の存在。
実はもう一つのパーテーションには別の利用者(仮にBさん)がいて、AくんとBさんはあまり良好な関係とはいえない状態。BさんからAくんに対しては特段なことはないのだが、AくんからBさんに対しては、嫌悪反応がある。嫌悪反応がありながら、AくんはBさんのことを常に気にしている状態であり、気にするがために落ち着かなくなっている状況がある。そして、AくんからBさんが見えない状態であっても、同じフロアにいなくてもAくんにとってはBさんの「何か」を感じ取って、気にするようになっている。その「何か」が具体的に特定できていればいいのだが、現状では特定できていない状態。
ちなみに実はBさんもAくん以外の利用者(仮にCさん)に対して過度の嫌悪反応を持っている。そのため既にBさんに関してはCさんに対して過度の接触を避けるために同じパーテーションにならないように「場面わけ」をしている。Bさんに対しての場面わけはかなり徹底しており、極力Cさんとの接触を避けるようにしている。
で、この方法に習って今回はAくんに対して場面わけを実施することに。具体的には「作業中はBさんのいるパーテーションのところに行ってはいけない」と言うもの。どんな理由があっても、作業中は自分のパーテーションの中で作業チェックを受ける、と言う方法をとることに。Bさんに対して「Cさんに対する場面わけ」を行っているのと同様に、Aくんに対しても「Bさんに対する場面わけ」を実施。
この内容を聞いた主任さんの一言・・・「うーん、なんだか段々複雑になってきたねぇ~。」
そう、複雑なんです。元々はBさんとCさんとの関係から始まったこの問題。それがAくんまで飛び火してしまい、AくんとBさんとCさんの「三角関係」にまで発展してしまっている現状。無論、このことは次回のケース会議の議題になることは必至。ただし、4月から入る人がAくん担当、となると、話はまた変わってくるのかもしれないが・・・
それにしても、Bさんの様子を見るために出張していたとは・・・見落としていた。
てっきり「若い女性」目当てだと思っていたのだが・・・盲点だったなぁ。基本的にうちの施設の男性利用者は「若い女性」に目がない人ばっかりだしなぁ・・・見落としても仕方がないか(^_^;)
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