今日も透析のお話
本日の業務内容
午前、公園清掃。公園内のベンチ腐食が目立つ。
午後、来年度の方向性についてまとめた資料の作成。その後、紅茶のリボン付け。
今日も透析のお話。正直「駆け込み」で今日の投稿をした感じ。
何しろ、今日も落ち着き始めたのは今さっきなのだから・・・
私の母の場合、1回あたりの透析時間は約4時間。それを週3回やっているから、計算上では1週間当たり12時間の透析治療を受けていることになる。母の場合は夜間透析を利用しているので、透析開始時間は夕方、終了は夜となり、透析時間のほかに穿刺・止血時間があるので、すべてをあわせると夜9時30分ぐらいに終わることになる。
ところが、今日終わった時間は11時。前回は10時だったのが、1時間以上も遅くなってしまった。当然帰宅も11時半過ぎ。前回の場合は血圧が低いのにも関わらず着替えて帰ろうとしてしまったためにダウンしてしまった、と言う因果関係がわかっていたので、するべき対応もはっきりしており、回復も早かった。
で今回は何故にこんなにも遅くなったのか?
今回は前回のように「まぁ大丈夫かな?」と言うようなことはせず、しっかりと血圧が保たれてから帰ることにしていた。で、透析が終わったのは体調の関係もあって通常よりやや早めに終了、時間にして9時前。で血圧を測ってみるが・・・声や話しぶりはしっかりしているのに、100ギリギリの状態。このときの姿勢は、足を上げている状態。
血圧は知ってのとおり、心臓からからだ各部に血液を送り出すための圧力であり、血圧が低い時に足を上げることによって体全体に対する圧力は少なくなるため、血圧は高くなる。逆に血圧が低い状態で足を心臓と同じ高さにすると、末梢まで血液を行渡らせるため、体全体としての血圧は低くなる。血圧が低くなれば、当然脳に行渡る血流も少なくなるため、意識レベルは低くなる。つまり、ボーッとして、会話もままならなくなる。
話は元に戻って、足を上げた状態で血圧が100ギリギリと言うことは、足を下げれば当然血圧は低くなる。
そのため血液中に糖分を増やして血圧上昇を促進するために、飴をなめることに。始めは1個だったのだが血圧が上がる気配がなく、2個目を追加。しかし血圧に変化なし。でもこのままだと何時まで経っても帰宅できない・・・との判断で、足を下げまっすぐベッドに寝て心臓と同じ高さにすることに。さらに糖分を入れるためにジュースを少し摂取。
でも・・・血圧は上がらない。いや、上がるどころか、100をきってしまった。
で先生と看護師さんと相談をして、点滴(生理食塩水)を入れることに。
人工透析の目的は「体内に溜まった老廃物の除去」と「水分除去」。体の中の水分が少なくなれば脱水症状と同じ状態が引き起こされていることになり、当然血圧もあ下がる。だから不足した水分を補うことで血圧を上げる、と言うのが点滴の目的。
このとき、時間は既に10時。
まずは100cc。早く血圧を上げるために、やや早めに落とす。で、血圧測定・・・上がらない。
続いて2本目の100cc。何時までもベッドをまっすぐにしていても体が慣れないなめ、少し頭を上げることに。しかし・・・すぐに意識がもうろうとしてきたため、やっぱりベッドを戻すことに。
そして血圧測定・・・全然上がらない。
ここまでやって上がらないのが、不思議な状態。こんな状態は初めてで、先生も看護師さんも首をかしげる状態。そのためリズミックを服用して、3本目、さらに100cc追加。
しかし・・・帰宅するために必要な基準、血圧120には遠く及ばない血圧。このとき、時間は既に10時45分をまわっていた。
このままじゃ何時まで経っても帰れない・・・と言うわけで、最終手段は下肢包帯巻き&車いす移動。
足を包帯で巻いて、血流量を抑える処置。わかりやすく例えるなら、圧力ストッキングを掃いている状態にしているのと同じこと。さらに血圧が低い中での歩行は危険・・・との判断で、帰りは車いすで移動することに。要は「立ってはいけない」とのこと。そして今日は、着替えもせず透析を受けていたときの格好(寝巻き)のまま帰宅することに。
で先生と看護婦さんに付き添われ、車いすに乗って自分の自動車に乗って帰宅。
自宅に帰ったときは極力歩く距離は少なく、マンツーマン対応をしたが・・・自分が車を車庫に置きにいって自宅に戻ってみると、やっぱりダウンの状態。先生・看護師さんの判断、ビンゴ。もちろん自分の判断もビンゴ。
って感じで、今日も帰りは遅くなってしまいました。
でもここ最近、どうも透析がうまくいっていない感じ。2回連続と言うのは珍しいし、全然血圧が上がらなかったと言うのは初めてのこと。こう続いてしまうと、来週の月曜日がちょっと心配です。
« 結果は? | トップページ | コトバ★「障害者」 »
この記事へのコメントは終了しました。
« 結果は? | トップページ | コトバ★「障害者」 »
コメント