公権力の行使
本日の業務内容
午前、公園清掃。久しぶりに外作業。でも落ち葉が多い・・・(^_^;)
午後、プラスチックの形抜きの梱包品を納品。その後公園清掃で発生したゴミを処理場にて処分。その足で系列法人の作業所に行き、土曜日の行事の打ち合わせ。そのまま行事の物品買出し。その後はもろもろの対応。
昨日は6時台に退社できたけど、今日は5時台に退社。何かうれしい。ただしやることはまだまだ山積状態。多分今夜もぐっすりと寝れることはないだろう・・・
ところで「もろもろの対応」とあったが・・・
既に書いたかもしれないが、9月の人事異動で利用者のケース担当も変化。その中でいわゆる「困難ケース」が自分のところに来た。そして今日、そのケースで対応に変化が。
この利用者の身内が家庭内暴力で利用者を傷つけ、家庭内では対応しきれずに第三者機関に対応を依頼したとのこと。その後怪我の治療を経て市役所の障害担当課に向かったのだが、そこでうちの施設長に「来て欲しい」と母親から電話が。
何故施設長を呼んだのかは沙汰かではないが、市役所から帰ってきた施設長からの話では、母親は「落ち着いたから、(子どもを)連れて(家に)帰る」と話したが本人は強烈に自宅帰宅を拒否。そのことに母親はショックを受けたらしく泣き喚いていたとのこと。結局本人の意思尊重と「安全確保」の観点から自宅には帰らず、緊急一時保護を行うことに。
当然守秘義務の関係で詳細は話せないが、このケースに関しては何とかして「介入」をしたいケース。このケースの場合は利用者本人だけでなく「家族全体」に対して何らかの支援を行う必要があると考えている。ただし自分の所属立場から言えば、利用者の「最善の利益」を考えたら早急に対応する必要がある。今の状態では決して安定した生活を営むことは間違えなく困難である。本人が「家に居たくない」と言うのだから、その言葉は受け止めなければならない。
ただし自分たちができることには当然限界がある。
いくら介入したいと思っても、所詮は「1民間施設」であるから、自分にはなんら権限はないし、権利もない。だからこそ「公の力」が必要になってくる。既にこのケースに関しては市役所のケースワーカーにあったときはそれとなく話をしていた。しかし今回は明らかな形でケースワーカーが関わっており、当然今の状況は把握しているはずである。今は「緊急一時」と言う形で分離を行っているが、緊急一時が解けた後のことも考えなくてはならない。この状態を放置すれば間違えなく同じ状況は起こりえることであり、場合によってはさらに最悪な方向に進みかねない状態でもある。
もちろん今回のことは、市役所に働きかけるチャンスである。
去年から支援費制度に変わって、原則として措置(いわゆる「行政処分」)による援護はなくなった。しかし法律にはちゃんと例外規定も載せられており、やむをえない事情の場合は従来どおりの「措置」が行える。だからこそ、生命の安全を考えて「公権力」を発して欲しい。必要ないときにばっかり「公権力」を発揮しないで、本当に必要な状態のときこそ、行使して欲しい。
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