説明するのも、メディアの役目では?
本日の業務内容
午前、利用者との面談の後、ケース会議の資料作成。
午後、午前中に受注した作業の納品、古紙回収1件、そして市役所へ公園清掃の報告書提出。
うちの施設では作業終了後に「終礼」を行っている。その中のヒトコマ。
M「そういえば先週から10月なんだよね。10月に入ると何かやるんだけど、知ってる?」
利「・・・(反応、薄い)」
M「(半そでのTシャツを着ている利用者を見て)う~ん、うちの班にはあまり季節感がないかなぁ・・・」
利「わかった!子ども替えだ!」
子ども替え・・・面白いよ、なかなか。(爆笑)
で、本題はこちら。
昨日はなかなか寝付くことができなかった。そんな中「EZTV」で「年金」のことをやっていた。
内容は「若者が年金保険料を納めない」と言うもの。まぁたしかに今の制度では「納めろ」と言う方が無理があるし、もし自分だったら積極的には納めないだろう。今は「会社勤め」だから強制的に給料から天引きされているけど、もし支払納付書で「払いなさい」と来たら、お金に余裕がなければ払わないだろう。だって、「払えるモノ」がないんだから・・・
でも問題にしたいのは、この先。
実際に払っていない人2人を取材したVTRが流されていた。1人は無職で収入なしのため払わない、もう1人は「自分の意思」で払わない、と言うもの。双方の事情や「年金」に対する考えが放送されていた。で、内容はここまで・・・
ってさぁ、それで「終わり」なの?何でもっと「放送」しないの?
何が不満かって、どうして「どうしても払えない人」に対しての措置の説明をしないの?例えば学生であれば「学生納付特例制度」、保険料を支払う能力がない場合は「保険料免除制度」など、どうしてこう言う部分を説明しないのであろうか?もっと言えば、もし国民年金に未加入の時に不慮の事故が発生し障害を負ってしまった場合、前述した申請をしないで「未加入」の状態だと「障害年金」がもらえない、と言うことを何故放送しないのであろうか?特に最近は「無年金障害者」のことが大きく話題に挙げられているのにもかかわらず、どうしてそういった部分を説明しないのであろうか?
自分の場合は、前述の制度をすべて活用している。
自分が二十歳になった当時は「学生納付特例制度」ができていなかったため、学生期間のうち一部分は「全額免除」、一部分は「学生納付特例適用」となっている。さらに自分が就職したのは5月で、学校を卒業してから就職するまでに1ヶ月の「空白」が発生してしまう。そのためその1ヶ月のために免除申請をし、認められた。そして今は厚生年金に加入。もうすぐ自分は26歳になるが、法的には「6年間」加入していることになる。もちろん、今の職場に就職するまで年金保険料は一銭も払っていない。でも必要な手続きはすべてしているので、未加入期間は発生していない。もちろん保険料を「払った人」と「払っていない人」の差はあって当然だから、保険料を払っていない期間に関しては年金額に反映されないし、免除された期間も普通の人に比べて「3分の1」相当であることもわかっている。それを理解したうえで、今後も「学生納付特例期間」の保険料は払うつもりはない。単に「年金に加入していた」という事実さえあれば、年金額は少なくとも「25年以上」経てばもらえることには変わりない。
と言った感じに、どうして肝心なところを放送しないのか?
たしかに社会保険庁は「役立たず」のお役所だし、国民年金制度は完全に「破綻」しているけど、それでもなお「年金の制度や必要性」を伝えていくのも、マスメディアの役目ではないだろうか?単に社会保険庁を批判するだけでなく、制度を説明し、国民に浸透させていくこともメディアの役目であろう。
正直言って、自分も積極的に「払った方が良い」とは言わない。払う・払わないはどうぞご自由に・・・と言う立場である。それでも「必要最低限のこと」は説明するべきであろう。その上で「払う・払わない」の選択肢があるのが、本筋でないだろうか。
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