う~ん、微妙ぅ・・・
うちの施設にも来ているんだけど・・・昨日から「あること」が始まっている。
NHKのニュースのアナウンサーを見れば一目瞭然。あるいは、小泉さんを見れば一目瞭然。胸元に輝く「赤い羽根」。
そう、10月1日から始まっているのは「共同募金」。
共同募金が「第1種社会福祉事業」であることを知ったのは、専門学校に入ってからのこと。今までは「街頭募金かぁ・・・」程度に感じていたが、そのことを知ってからは「募金活動」というよりも「社会福祉事業」としてみるようになってしまった。
「社会福祉事業」と言っているけど、福祉のサービスについては「第1種社会福祉事業」と「第2種社会福祉事業」、それと「その他の社会福祉事業」の3つに分けられる。「何が社会福祉事業なの?」と言うことは社会福祉法と言う法律に書かれているのだが・・・ここでは難しい話をするつもりはない。ただ「第1種とと第2種の違いは?」と言うことだけ。
簡単に言ってしまえば「お金が絡むか、絡まないか」「入所か、通所か」によって第1種か第2種かが決まる。共同募金の場合は「お金」が絡んでおり、集めた募金に関して適正に配分する必要があり、第1種社会福祉事業とされている。で、第1種社会福祉事業の場合は国と地方自治体、それと社会福祉法人しか事業を行うことができない。それに対して第2種は株式会社でも事業を行うことができる。「コ○スン」とか「○ネッセ」が介護分野に参入しているのは、そのサービスが第2種社会福祉事業に該当するものであるから、参入しているのである。
ちなみに今自分が働いている施設は「知的障害者授産施設」で、これは第1種社会福祉事業。つまり「共同募金」と同じなんですよね。
と言うわけで、こう言う事情を知っているので、駅前で「共同募金にご協力をお願いしま~す」なんて言っているのを見ると、何かビミョ~な感覚に陥ってしまう。「あぁ、今年も社会福祉事業をやっている・・・」って感じで見てしまう。それに事実としてうちの施設にも、共同募金で受配されたものがある。去年は、共同募金によってトラックを受配していただいた。だから共同募金を見ると「募金するもの」というよりは「募金を配分していただいている」という感覚になってしまう。もっと平たく言えば・・・うちみたいな施設が「募金を貰もらうもの」みたいに錯覚しちゃうんだよね・・・(汗)
いや、もちろん自分も共同募金に貢献してますよ。ちゃんと募金もしましたし。
でももしかしたら、その募金がうちの施設に「受配」されるかもしれないんだよね・・・
この流れって、なんかマネーロンダリングみたい・・・(笑)
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