あえて書く、「24時間テレビ」
今回の親の会のバザー、24時間テレビとの「共催」との形(実際には読売新聞の販売店との共催)で行われたけど、やっぱり24時間テレビについては書かせて欲しいかな・・・うん。
ポイント1、「24時間」の意義は?
別に日テレの24時間に限らず、フジの24時間でも言えることだけど、何故「24時間」ブッ通しでやる必然性があるのか?24時間引き続けて放送する意義はどこにあるのだろうか?今のように放送技術が進歩していない10数年前であれば「24時間」という長時間続けてやること自体に意味を見出すことができたのであろうが、今は何時にテレビをつけても、必ずと言っていいほど何らかの番組は放送されている。つまりテレビは休むことなく、いつまでも放送を続けることができる。
であるのにもかかわらず「24時間」にこだわる意味は、いったいどこにあるのだろうか?
ポイント2、何故武道館?
本当に「チャリティ」を主に行ってきているのであれば、別に武道館などの会場を押さえて放送する必要性はどこにあるのか?日テレのHPを見ると、24時間テレビについてこのように書いてあった。
これまで「24時間テレビ」は、“愛は地球を救う”の命題の下、お年寄りや体の不自由な方々への支援、そして海外援助や国内災害緊急援助を、テレビが積極的に行うという番組創設時からの基本理念を、四半世紀以上にわたり全うしてきました。
昨年からは、地球環境保護について支援する活動が始まり、”夢”叶う舞台である次世代の日本へ向け、テレビの前の方々一人一人が“年に一度、自分たちの暮らす周り・地球について考える日”として、チャリティの主役となる国民的行事へと成長させたいと考えます。
えーと、番組主旨のポイントを整理すると・・・
1・高齢者や障害者への支援、海外援助、災害援助、地球環境保護の積極参加・啓蒙
2・チャリティの主役となる国民的行事への確立
ってことかな?まぁ番組主旨について物申すつもりはない。
ただし、その主旨と実際の行動が伴っているのか・・・と言う部分については、一考の余地がある。この主旨を全うするために、武道館で開催することは必要なのか?スタジオ1つあれば、十分に可能ではないだろうか?「人を集める」と言うことだけが「国民的行事」ではないはず。事実、オリンピックは遠い国で開催されながら「国民的関心事」になっているし。
ポイント3、本当の主役はあなた?
いや、どう見ても番組の主役はジャニーズだろ。観客を見回しても、どう考えても「チャリティ」という言葉は不釣合いに感じるのは自分だけであろうか?とりあえず黄色いTシャツを着ておけば・・・程度ではないだろうか?純粋に番組主旨を全うすると言うことであれば、ジャニーズおなじみの「ウチワ」を持ち込む必要はないのでは・・・あのウチワって完全にコンサートの応援グッズでしょ?24時間テレビってコンサート会場じゃないし。応援する方向性、何か間違ってない?
というより、結局ジャニーズとかアイドルを担ぎ上げなければ集客は見込めない、という考えが底辺にあることは間違えないでしょ。もしそれが間違っている・・・と言うのであれば、来年はそういう系統を排除した24時間を展開してみて欲しい。どれだけの差が生まれるのであろうか?もっと言えば、今まで「チャリティパーソナリティ」として参加した有名人が、その後「チャリティ」と呼ばれる分野に積極的に参加しているのであろうか?「障害児と一緒に踊る」と言って参加した有名人が、その後も障害児との関係を何らかの形で維持し続けているのであろうか?その点、大いに疑問である。
何はともあれ、ハッキリ言って24時間テレビは「???」という感じである。
黄色いTシャツを着たまま電車の優先席に座っている人を見て、本当に24時間テレビが掲げる主旨が浸透していると、言い切れるのであろうか?
« バザー2日目 | トップページ | ポンコツの「P」? »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント