一人の「人」として
今日はもう1本。
yahooニューストピより、「障害者の年金寄付させる 同意不明と施設に改善指導」
神奈川県F町の知的障害者更生施設「K学園」が、入所者に支給される障害基礎年金の一部を、本人の同意が不明なまま寄付させていたことが13日、県の監査で分かった。県によると、寄付は学園の入所者60人のほぼ全員から毎月徴収し、総額は少なくとも1000万円以上という。県は「本人が寄付の趣旨を理解していたかどうか確認できない。不適切だった可能性もある」とし、社会福祉法に基づき改善を指導。寄付金を本人に返還させるかどうか検討する。
寄付は、入所者の保護者らでつくる「後援会」の会費や、学園理事長が会長を務める任意団体の設置した障害者支援研究所への研究委託費の名目で行われていた。入所者の保護者や後見人らが通帳の管理を学園に任せ、学園側が通帳から引き出していたケースもあったという。(共同通信)
うーん、入所施設だからこそ起きる問題なのかなぁ・・・
うちの場合は通所だから金銭管理をすることはないし、お給料や交通費も直接本人に渡している。本人に渡すことが馴染まない場合は、本人・保護者の同意を得て別の方法で渡しているし、何か必要経費を差し引くときも同意を得てやっている。
と言うより・・・「同意を得る」のが普通であり、当たり前。
知的障害者であろうとも、説明責任は絶対に必要。たとえ言語不明瞭であったり、理解困難であってもまずは本人に説明することが大事。その上で保護者に対しても同様の説明をする。本人が理解できるところは本人に、難しい部分はさらに保護者で・・・と言うのが当然のスタンスじゃないのかなぁ?ましてや制度も新しくなったのだから、より一層そういうことを大事にしていかなければならないのにね。
でも・・・「契約制度」になったと言えども、今の現状は「形だけ」の契約状態。
結局役所の福祉課(いわゆる「福祉事務所」)がGoサインを出さなければ入所できない状態。もちろん定員があるから仕方ないけど、これって本当の意味での「契約」なのかなぁ?介護保険制度にしても、支援費制度にしても・・・
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